千里中央公園と千里東町公園は豊中市の西端の吹田市との境目にあり、千里中央駅から徒歩ですぐのところにほぼ隣接しています。千里ニュータウンが建設された、昭和40年代に作られた公園です。
千里中央駅から歩いてもいいし、自家用車を利用するのであれば、中央公園北側に無料の展望台駐車場があります。ここに駐車して、ウォーキングが楽しめます。
千里中央公園へのアクセス 徒歩と自家用車
徒歩では:
千里中央公園は、北大阪急行(または大阪モノレールの)千里中央駅から、東へ1kmのところにあり、その手前に千里東町公園があります。
今は閉鎖中のセルシー裏側(東側)の跨道橋から、千里阪急ホテルの北側を通って進むと、左側に、千里東町公園の南端にでます。
→2025年大阪万博の年に歴史を終える千里阪急ホテル=楽天トラベルのページ
さらに東に進むと、千里中央公園に跨道橋でつながっています。(竹林のきれいな、千里小道「こぼれび通り」を通っていきます)
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自家用車では:
平日は、公園北側の、無料の「展望台駐車場」の利用がおすすめです。写真のように、結構、たくさん駐車ができますが、日祝は車が多めです。利用時間にも注意ください。
夕方は6時閉門ですが、9月-4月は「5時に閉門」です。
もしもこの公園北側の「展望駐車場」が満車の場合は、有料になりますが、公園南端(中央環状寄り)の千里体育館に併設の 千里中央公園駐車場 が利用できます。 この駐車場は十分に余裕があります。(30分無料、以降30分毎に100円)
この千里中央公園は、1961年頃から始まった千里ニュータウンの開発と並行して大阪府が整備した公園で、昭和42年(1972年)に豊中市に移管されました。
展望台から「未来の象徴のようなニュータウン」を俯瞰できるように作られていたこともあって、目を凝らせば、遠くに、太陽の塔も見えています。
展望台駐車場付近から千里丘陵展望
万博会場(現在の万博公園)付近:上の一部を拡大
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この中央公園は、2018年(H30年)6月の大阪府北部地震や、同年の9月の台風21号によってかなりの被害を受けて以降、公園にある、周囲を眺望できる展望台は閉鎖されていて、当面は、修復される様子はありません。
しかし、公園内は整備されており、現在は危険箇所はありません。
オススメのウォーキングコースは、千里中央駅から東町公園を経由して、千里中央公園方面への散策コースです。
(Googleマップより)
一人歩きの散策はおすすめしません
千里中央公園は利用者もあり、見通しもいいので安心して利用できますが、千里東町公園の中に入ると、特に平日は人気のない寂しいところで、自然にあふれる良いところなので一人歩きはオススメしません。
平日に公園を歩いていても、ほとんど人に会いません。 特に、千里東町公園は女性1人の散策は避けて、必ず複数の方が連れ添ってウオーキングを楽しむのがいいでしょう。
千里中央駅と千里中央公園を結ぶ道はきれいに整備されていて、「大阪みどり百選」の標識がある竹林の南端の道路は、日常道路ですから人の往来があり、女性一人でも安心して歩くことができるところです。
千里東町公園入口
竹林
「大阪万博会場は竹林を切り開いて作られた」と言われるほど、千里丘陵には竹林が多かったのですが、都市開発で竹林が激減しています。
東山公園南側の大阪みどりの百選に選ばれている「千里の竹林」は、昔の名残をとどめてくれています。
もちろんこの竹林も、「千里竹の会の会員さんたち」が整備されているので、きれいな景色を楽しむことができます。感謝感謝。
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千里中央公園はウォーキングに最適
現在は、展望台が閉鎖されています。
緩やかなアップダウンのある散歩道をグルっと巡ってみると、ちょっとした自然に出会いますので、なだらかな丘陵をのんびりウォーキングするのはどうでしょうか。
何よりも自然がいっぱいで、バードウォッチングをされている方も多くおられますし、子供さんは、冒険の森で遊具を楽しむことができます。
そして、公園外でもウォーキングのためのコースがあります。
ツール・ド・大阪 などの近隣ウオーキングコース
写真のようなウオーキング用の道が整備されていますので、簡単に紹介します。
ツール・ド・大阪 豊中ウオーキングコース:
「ツール・ド・大阪」は、健康づくりのために、市町村と大阪府国民健康保険団体連合会が設置したコースです。
「とよなかコース」は、下のように7kmのコースが設定されています。
詳しくは、公式のHPをチェックしていただくといいのですが、私自身が歩いてみて、豊中市のHPにはない付近の様子やトイレの場所などを、こちらの私のHPで紹介しています。
千里みどりのさんぽみち:
府道吹田箕面線の住民美化活動で評価されその道の両側に設置され整備されている遊歩道で、総延長は約7kmあります。
千里中央公園付近がその真ん中にあたっています。
千里小道こぼれび通り:
このHPで紹介している、セルシー横から千里中央公園に続く道が「千里小道こぼれび通り」で、上の「ツールド大阪」の一部にも組み込まれています。
千里中央駅(千里東町公園)と千里中央公園を結ぶ緑の遊歩道(約800m)です。
この愛称について、この立て札には、『豊中市が、「本来『木漏れ日(こもれび)」が正しいとの意見もあったが、光がこぼれんばかりの様子を表すとの意見から、そのまま採用した』という名称の由来が書いてあります。
たしかに、ここには「こぼれび」のイメージがあって、いいネーミングですし、さらに、千里小道とあるネーミングもいいですね。
このように、ウォーキングコースに指定されているところがありますし、さらに、こちらのページで紹介している、「千里アートロード」などもありますし、こちらの「ガンバロウ日本」の構造物など・・・と話題のある千里中央駅周辺を歩いてみるのも楽しいでしょう。
中央公園のその他の様子です・・・
特に説明はしませんが、「案内図」に示されているポイントの写真のいくつかを掲載しておきます。
展望台に近い冒険の森は、小さなお子さん用に、ロングすべり台やアスレチックが作られています。
中央の「桜の丘」の休憩ベンチの陶器製のいすに、懐かしい子供の遊びが紹介されています。
中央体育館の後ろの山の上にある「あほんだら獅子」 これは何なのでしょう? この場所には、なんの説明もなく、この創造物があるだけで何も情報がありませんが、一度訪ねてください。意味もなく、ついほほえんでしまいます。
青少年向けにつくられた野外炊さん場もあリます。係員さんが現地におられますが、豊中市の環境部 公園みどり推進課 電話:06-6843-4000 が管理しているようです。 使用したい方は問い合わせされるといいでしょう。
大阪の「住みたい町」に挙げられる千里丘陵ですが
1970年の大阪千里万博を機に発展してきた千里中央付近ですが、すでに50年以上が経過しています。
この立て札も、たてられて50年以上になるのでしょう。
私は 千里=万博 というイメージが強いのですが、千里中央駅周辺は今なお発展し続けており、この「千里丘陵」は、大阪府民が住みたい町の上位にしばしば顔を出します。
この広大な千里丘陵を一望できる千里中央公園ですが、展望台が閉鎖されているのが残念です。 しかし、多分、この展望台は、当初の「開発が進む千里丘陵を展望する・・・」という使命は終えていますので、きっと、取り壊されるでしょう。
そんな大阪人には懐かしいところと、北大阪の中心的な千里中央駅周辺を歩いてみるのはどうでしょうか。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し R6年5月に誤字脱字を見直し R6.9月に確認