ツール・ド・大阪 とよなかウォーキングコース

ツール・ド・大阪 とよなかウォーキングコース というコースを知っていますか。これは、北大阪急行と大阪モノレールの千里中央駅を中心に、なだらかな丘陵を、一周約7km歩く、ウォーキングコースです。

「ツール・ド・大阪」とは、大阪府国民健康保険団体連合会や各市町村自治体が、生活習慣病予防と健康づくりの為のウォーキングの普及定着を目指して、大阪府内各地に設定されているコースで、「とよなかウォーキングコース」もその中の一つです。

どこからでも1周すればいいですし、コースの随所には案内板が設置されているので、迷うことなくウォーキングを楽しめます。

一部に車道を横断するところもありますが、交通量は少なく、危険なところはありません。

コース(順路)の詳細は、豊中市のHP(→こちら)から、下のような地図がダウンロードできますので、それを印刷して持って歩くと便利です。無くても、道に迷うことはありません。

豊中市のHP掲載の地図 豊中市のHPにあるツール・ド・大阪のコース地図

ここでは、この地図に沿って「とよなかウォーキングコース」の様子や、コースに関連深い見どころ、所要時間等を紹介します。

PR

コース地図の起点は、下に図示したように「二ノ切池公園」になっていますが、どこからスタートしても、どちら方向に歩いても問題ありません。

私は、大阪モノレールの千里中央駅と少路駅の間の、下の地図の6番・D付近から時計回りに一周しました。

交通の便を考えると、千里中央駅(大阪モノレールか北大阪急行)で下車して、東に少し歩いて、8番の [I J K] と書いてある付近からコースに入るのがオススメで、コースを一周して、千里中央駅に戻ってくるので便利でしょう。

この [I J K] の場所は、閉鎖中のセルシーの西側にある歩道橋を渡って、千里阪急ホテル北側の「こぼれび通り」の位置で、ここから東に歩いて、次の千里中央公園に向かうよう歩くのですが、ここでは、豊中市のHPにある地図の番号 ①~㉒ に沿って紹介します。

とよなかコース全体

黄色文字が、豊中市のコースの番号(①~㉒)に合わせた位置で、ピンク英文字は、下に説明しているコースや風景の写真を撮ったところです。

PR



全コースの所要時間は2時間程度ですが、私が歩いてみて、少し気になったのが「トイレ」があるかどうか・・・でしたので、まず、トイレの場所から紹介します。

1.トイレの位置を知っておくと便利です

ハイキングやウォーキングでは、トイレの場所が結構重要ですから、コース順に上の地図とあわせて紹介します。

1)1:二ノ切公園内  プール西側

公園トイレ 公園トイレ入り口

プールが新しくなって、西側に、きれいな公園トイレが新設されています。

2)A(地図の2の出入り口近く): 野球場の管理事務所内

二ノ切野球場管理事務所トイレ 野球場横トイレは利用時間に注意

二ノ切公園内ですが、一般の使用が可能です。

3)5と6の間:千里南町公園

千里南町公園内の2ヶ所のトイレが利用できます。コースを北に進んでいると、左手に見えます。小さなトイレです。

南町公園一般用トイレ

南公園トイレ 南町車いす用等トイレ

4)C:中国自動車道に近いセブンイレブン(豊中新千里南町店)

店舗内ですので、買い物のついでに利用させていただくといいでしょう。

豊中線千里南町店

5)千里中央公園内(11・Oの位置) コースから少し外れますが・・・。

千里中央公園内トイレ

千里中央公園は大きな公園ですので、トイレに行くには、コースを外れて、少し遠回りになります。

6)Q:上新田多目的広場内 (広場の開場時のみ利用可)

上新田多目的広場内

私は、このコースを3回歩いたのですが、時間があっていなかったのか、3回とも扉が閉まっていましたので、私自身も、使用したことがありませんが、開場時は使用できるようです。

7)こぼれび通りのテニスコートのトイレ(L付近)

テニスコート用で、昼間はテニスを楽しむ方がおられるので、ほとんどの日中は使用できます。

こぼれび通りテニス上のトイレ

その他の場所にもトイレはあると思いますが、以上の場所を頭に入れておけば、トイレの心配をしなくても歩くことができるでしょう。

PR



2.所要時間

全行程は、公称で7kmで、私の所要時間のトータルは約2時間でした。

全所要時間

特に休憩はとらなくても歩ける距離です。 私は、写真を撮りながら歩いていますので、ここに書いた所要時間は、比較的余裕のある時間だと思いますから、体力・時間に余裕のある方は、更に、コースをそれて、下に紹介する、近くの「見どころ」にも足を伸ばしてくださいね。

3. コースと見どころ

1.二ノ切池公園(地図番号1・2) スタート・ゴール地点です。

この場所は、阪急(曽根・豊中)、北大阪急行(千里中央・桃山台)からの阪急バスで「二之切(停留所番号1004)」が最寄りで、北大阪急行の桃山台駅から徒歩15分(800m)です。

電車で来られる方は、このスタート・ゴール地点にこだわる必要はないでしょう。

二ノ切公園には、駐車場(有料:100円/30分)や駐輪場(無料)もありますので、自家用車や自転車でも利用できます。

二の池公園駐車場

スタート地点の表示などは見当たりませんでしたが、歩きだして、北側道路を東方向に進むと、公園北出口付近と、二ノ切北交差点に、コース案内板がありました。

二ノ切北交差点

二ノ切公園は一般市民のための公園で、バラの開花時期には、たくさんのバラの花がきれいで、豊中市営の温水プールもあリます。

ニノ池公園に隣接する「ニノ切池」

公園施設水が流れる公園施設

バラ園

バラ園は10月頃でもこのように四季咲きのバラがきれいでした。よく手入れされているので、5月の開花時期には素晴らしい花が楽しめます。

2.千里アートロード

二ノ切池公園から30分程度歩いて、中央環状の下を横切ると、そこからは、「千里八景」の「ビル群爽涼」として選ばれている「ビル街」です。

このあたりは、歩いていて気持ち良いところで、千里ICの西側(地図ではDとEの区間)に、8つのブロンズ像が展示されています。

千里アートロードの表示版

アートロードのブロンズ像は、こちらの私のページで紹介しています。

3.千里中央駅付近

「千里中央」は、北摂地域ではもっとも人の多いところで、大阪モノレールや北大阪急行の千里中央駅を中心にして、現在でもどんどん変貌している街です。

自転車、自家用車、バイクを利用することもできますし、バス(阪急バス)も便利ですから、千里中央駅付近からコースを一周するのが便利でしょう。

大阪モノレールから見えるモニュメント このモニュメントは、こちらで紹介

4.こぼれび通り~千里東公園~千里中央公園(地図の9~11)

順路は、千里中央駅のビル街を大回りして、こぼれび通り → 千里東公園の南側の竹林 → 千里中央公園の一部 ・・・と進んでいきます。

このあたりは、なだらかな千里丘陵や、多く残る竹林、千里ニュータウンの昔の面影や今の風景・・・などが楽しめるでしょう。

ツールド大阪のコース周辺も、気持ちの良い散策コースです。 時間と体力に余裕がある方は、コースから少し離れると、下の「千里みどりのさんぽみち」などもあるので、千里中央駅から東に足を伸ばしてみるのもいいでしょう。

 

緑道の紹介

こちらの私のページで、こぼれび通りや千里中央公園などを紹介しています。

PR


5.上新田天神社

千里中央公園から南下して、中央環状線と新御堂筋の大きな道路を横切ります。 信号が少しわかりにくいのですが、方向を決めて歩くと、迷うことはありません。

そして、上新田の町並みに入っていくのですが、コースを少し外れた場所に「千里の天神さん」と呼ばれる上新田天神社があります。

地図の18付近に、この写真のような案内表示あります。「上新田天神社(かみしんでんてんじんしゃ)」まで足を伸ばしても、そんなにコースを外れませんので、いいところですから、ぜひ足を運んでみてください。

上新田地区の案内表示

この上新田天神社については、こちらでも紹介しています。

「千里の天神さん」と地元の人には呼んでいる神社で、ひっそりとしたところにあるこの神社や古い町並みには、きっとおもしろい発見があるかもしれません。

ただ、このあたりは少し道がわかりにくいところです。しかし、心配はありません。

もしも迷ってしまっても、天竺川沿いに下っていって、地図のU地点の北大阪急行が走る「新御堂筋線」まで出れば、コースに自然に戻っていきますから、自由な方向に歩くといいでしょう。

PR



千里ニュータウンの開発は1961年頃から始まったのですが、この上新田地区は、それ以前の古い集落の残る地域です。

いい替えれば、ニュータウン開発に掛からなかった地域ですから、この地域を歩いていると、古さや良さを感じさせる建物や昔の名残が感じられます。

上新田地域を抜けると新御堂筋にでます。ここから、ゴールの二ノ切池公園はすぐです。

***

そんなに傾斜のない、ゆるい7kmのコースを約2時間で巡ることができますし、時間があれば、ぜひ、少し寄り道して、千里丘陵のウォーキングをお楽しみください。

お読みいただき、ありがとうございます。


(来歴)R5.2月に誤字脱字を含めて見直し。 最終R5.9月に見直し。