星空を見るときにとっても役に立つサイト「国立天文台のサイト」の見方を紹介します。
どこにどんな星座があるのかを知るには
別に紹介している「星座早見盤」も簡単に使えるのですが、ここでは、星座の位置を知るための国立天文台のサイト「今日のほしぞら」が便利です。
国立天文台の暦計算室のページは、このようなページです。
まずこのサイトにアクセスして、画面中の設定を変えて、「見たい場所の見たい時間の星や星座」を表示してみましょう。
「設定」の部分を変更すると、画面が変わります。これは大阪府の2021年3月3日の20時の南の空の星座の様子です。
もちろん、過去の星空や未来の星空も見ることができますし、場所も選べます。
PR
都会では街の光のために、ここに示されている星も星座もよく見えませんが、月明かりがなければ、惑星や明るい星は見えますので、「この辺に星がある」と、想像を膨らまして見るといいでしょう。
画面の設定を変えて、星の名前を表示したものですが、このような画面設定にすると、見えている明るい星が、何という名前なのかがわかりますね。
そうして、実際に見える星から、全体が見えていない星座のかたちをイメージできるようになれば、少し物知りになった気がします。
都会の夜空では星が見えにくくなってきています。
都会の明かりだけでなく、春の季節は春霞や黄砂の影響もありますし、曇りの日もあるので、こんなにたくさんの星は見えないことが多いのですが、肉眼で星が1つでも見えると、それを画面で照らし合わせると、星座を空にイメージできて楽しいでしょう。
これと「星座早見盤」をあわせて見る癖をつけていると、徐々に星座やその位置がイメージできてきます。
このサイトには「お月様」や「惑星」が描かれているのが非常にうれしいことです。
月や惑星は日を追うごとに移動しますので、このサイトで時間を進めると、いつ頃に宵の明星「金星」が夕方西の空に見えてくるのか・・・などが分かります。
星座全体の星は、肉眼では見えなくても、星座の形や位置の「イメージの目」を養っておくと、あたかもそこに星があるように感じてきますし、うっすら見えてくることもあります。
私は「目の体操」と思って空を見上げています。
PR
惑星はその日の位置を知っていると楽しいものです。
惑星が見えていると楽しいですね。
惑星のうちで、金星、火星、木星、土星はかなり明るいので、肉眼で分かります。そして、以下のような、いろいろな情報も役に立ちます。
未来の星空も過去の星空も楽しむことが出来ます
この時の空には火星以外の惑星は見えませんが、この火星も、その他の惑星も、時間を進めていって、いつ姿を表すのかをシミュレートするのも面白いですよ。(こちらのページではこのサイトを参考にして肉眼で見える星をまとめています)
どれくらい過去や未来が見れるのかは試したことはありませんが、私は、「宵の明星の金星」がいつ見ることができるのか・・・などで3-4ヶ月先まで時間を進めてみることをよくやっています。
そして、めったに見ることもできない惑星の水星を見ようと頑張っています。
水星が画面に出ているときに双眼鏡を持ち出しても、都会の地平近くなので、ほとんどは見つけることができませんが、一番高くのぼる「最大離角」の状態が見やすい日をサイトでシミュレートして、主に夕方の空を見るのですが、地平線付近はいつも霞んでいて、太陽の明かりも残っている場合が多いので、未だに1回しか見ることができていません。
水星は惑星でも特殊な星で、いつまでも「見つける楽しみ」を残してくれています。
このように、想像を楽しませてくれる、簡単に遊べるサイトですので、ぜひ、お気に入りに入れておいて、この国立天文台のサイトとお友達になってくださいね。
PR
そして、手元に星座盤をおいておくと星座がイメージしやすいでしょう。こちらに、100円ショップ「ダイソー」の星座盤がスグレモノという記事を紹介しています。
冬は寒いですが、星がよく見えますし、見える1等星が多いので星を見るにはいい季節です。冬の星座「オリオン座」や1等星シリウスは簡単に探すことができますから、ぜひ空を見上げて見ましょう。 寒いですが、爽やかな気分になれますよ。
オリオン・北斗七星・カシオペアが見えればひと安心
「オリオン」が顔を出している冬の季節は、明るい星がたくさん見えるので私は好きです。
全天に見える1等星は全部で20コぐらいあるようですが、上の写真のように、この部分に1等星が5つもあるのですから、「すごい」といえます。
オリオン座の4つの四角形と真ん中の3つ星はみんな1等星と2等星ですので、肉眼でも見つけるのは簡単ですから、これが見えれば、なぜかひと安心した気持ちになります。
そして、少し見にくいかもしれませんが、北の空から天頂にかけて、北斗七星として知られるおおぐま座か、Wの形のカシオペア座のどちらかが見えると、さらにホッとします。
WEBから:おおぐま座とカシオペア座
そして、2等星の北極星も見えると嬉しいです。周囲が明るくなりすぎて、見えない日が多くなっているのですが、寝る前の数分間、ともかく空を眺めるようにすればすぐに眠りにつけますので、寝付きの悪い方は知っている星座を見つける目標で夜空を眺めてはどうでしょう。
都会の空では、2等星の北極星すらも結構見つけにくくて、「あれが北極星だ」と言える人も少ないと思います。 だから、夜にみんなで空を見上げる機会があれば、「あれが北極星です」と説明できれば、ハナタカさんになれそうですね。
都会ではほとんど星が見えないのが残念ですが・・・
私は大阪の北部に住んでいます。 大阪市内に比べると田舎なのですが、それでも周囲が電灯などの光で明るくなってきており、肉眼では明るい星が数個しか見えません。
私の視力0.6の裸眼では2等星が目いっぱいという感じですが、昔、小学校で「肉眼では6等星まで見えます」と習った記憶が残っていたのですが、上で紹介したダイソーさんの星座盤には4等星くらいしか描かれていませんし、さて、今はどのように教えられているのでしょうか。
8倍程度の双眼鏡を使えば、北斗七星の柄の後ろから2番目の星のすぐ横に小さな星がひっついて見えるのですが、昔、役人の登用試験の視力検査に使われたという話を習いました。
肉眼では、北斗七星も見えにくくなってきたのですが、確かに、8倍の双眼鏡で見ると、北斗七星の2番めの星の横にひっついて、小さな星があるのが見えます。(4等星としている書物もあるのですが、私は6等星と教えられていましたが、いずれにしても現在では、肉眼では見えませんが、星のきれいな山奥で見るとどうなのでしょう)
このような小さな星は、星座盤や国立天文台のサイトには示されていませんが、このサイトと星座盤があれば、それはそれで楽しめるのですが、次には、一眼レフのカメラや双眼鏡、そして天体望遠鏡と、欲しくなってくるかもしれません。
私は、先ず双眼鏡を買い、それから、天体望遠鏡を買った(こちらに記事を書いています)のですが、欲しい物を探してそれを購入するの過程も楽しいことです。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し R6.6月見直し