素人のレベルですが、星を見る楽しさを紹介しましょう。
この4惑星は都会の空でも肉眼で見えます
「都市光害」で夜中でも空が白んでいる日が多く、さらに、LEDの街頭に変わって、明るくなりましたから、お月さんがでていなくても、私のベランダから肉眼で見える恒星は2~3等星までです。
だから、都会の空では星座盤にあるような星座を探すことは、もはや困難です。
うん十年前の小学生の頃に、北斗七星のひしゃくの後ろから2番めの2等星ミザールに連星の小さな星(アルコル:4等星)があって、(当時は6等星と習ったのですが … )中国の科挙(かきょ)登用時の視力検査に使われた … と習った星です。
それが現在では、ベランダからでは8倍の双眼鏡で辛うじて確認できる程度です。(都会でも見えますから、一度望遠鏡でのぞいてみてください)
星座表も、都会の空では使いにくいですね
「星座盤」の星座には4等星も多く含まれています。(→こちらに星座盤の記事あり)
肉眼で2等星程度までしか見えないと、これらの星座も確認できません。
2等星の「北極星」さえも見えないときのほうが多いので、双眼鏡に頼らないといけないのですが、そんな都会の空でも、「火金木土の4つの惑星」は、肉眼ではっきり見えます。
だから、これら4つのうちの1つでも明るい惑星が見えているとホッとします。
肉眼で見えて、見える場所が移動する4惑星にワクワク
「金火木土」の4惑星は、マイナス等級なので1等星よりもはるかに明るく、見える位置も日々に変わっていくので、惑星は楽しめる星です。

参考:肉眼で見える惑星の極大等級(文章の最後に「見かけの等級」について簡単に説明しています)
天王星は5.3等星ですから、私の家のベランダから、「今日の星空」のサイトで天王星のみえる方向に双眼鏡を向けても天王星は見えません。
私のベランダからでは、8倍の双眼鏡で見えるのは、4等星程度までです。
(参考)国立天文台のHP「今日のほしぞら」(→こちらのページ参照)で星の位置が確認できますのでHPをのぞいてみてください。
大阪の宵でも見える惑星
惑星は見える位置が日ごとに変わります。
だから、地球の自転と回転周期がうまく合う時期に当たれば、4つが見えるのはほとんどありませんが、いくつかの惑星が同時に見えますが、逆に、時期が悪ければ、1つも見えません。
3つの惑星が明るく空に輝いているの状態であれば、かなり「ラッキー」といっていいでしょう。
たまに、今日の星空のサイトで、惑星が見えるかどうかを確かめて空を眺めてください。
見ることが難しい 水星
小学生の時に、「水金地火木土天海冥」と覚えた「惑星」です。
このうち、「水星」は地球の内側で太陽に近いところにあって、日の出直前か日の入り直後しか見えるチャンスがありません。
水星の極大光度は-2.5等級と結構明るいのですが、地平線から上にあがる高さは20°以下(地平線から最も離れて見える角度を「最大離角」といいます)ですので、見える機会がほとんどありません。
私は、「天文年鑑」や「今日の星空」のサイトで、水星が見えそうな夕方のタイミングを狙って双眼鏡で眺めています。
数回水星を見ていますが、まず、双眼鏡がないと見えません。
望遠鏡で位置が確認できれば、肉眼でも判別できるばあいもあるのですが、見えると感激します。
水星が東方最大離角にある時に、5日間連続に眺めて1回でも見ることができればラッキーで、それほどレアな惑星です。
望遠鏡で欠けているのを見たいのですが、見えること自体がほとんどないので、望遠鏡を出す気にならないほどですから、みてみたいという気持ちは持ち続けていますが、満ち欠けの確認は未達成です。
明けの明星・宵の明星 金星は最高です
金星は、非常に明るく、はっきりと分かる星ですので見る機会も多いでしょう。
数年前に、西はりま天文台の60cm望遠鏡に行った時に、「昼間の金星」を見せていただきました。
晴天の昼間でも星が見えることに驚きましたが、なによりも、その時の昼間に見えた金星は、お月さんのように欠けていました。
肉眼で見る金星では、肉眼では欠けているかどうかはわかりませんが、150倍程度の望遠鏡があれば、はっきりと満ち欠けが見えます。
赤い色の星 火星
平成30年(2018年)に「赤い星 火星」が大接近しました。
火星は、地球に近い外側を回っていて、比較的に、見えている期間が長い惑星です。

藤井旭さんの天文年鑑より
この火星は地球の外側を公転周期は687日で回っています。
地球(365日)とのズレが有り、その会合周期(近づく周期)は約780日です。
だから、2年2ヶ月ごとに接近して大きく見えるようになるようですが、大接近はかなり先ですね。

平成30年7月大接近の火星(私の家からインスタントカメラで撮影)
中国やアメリカが火星探査を計画している話題もあり、これから楽しみのある惑星です。
小さな望遠鏡で惑星の模様を見るテクニック
「惑星」を広辞苑で引くと、恒星の周囲を公転する星とあります。太陽系以外でも惑星が見つかっているというニュースもしばしば耳にしますね。
遊星、迷星などの言い方もありますが、私は、「ワクワクするのワク」と思っています。
どんな恒星でも、私の持っている小さな望遠鏡で見ると「点」です。 でも、惑星は形が見えます。

この望遠鏡は口径80mmで150倍のレンズが付いています。
これで、惑星の形や様子が判別できますが、残念ながら写真装置は高価で手が出ません。
なので、見たイメージをWEBの写真を加工して作ってみました。(AIではなくアナログ加工です)
下がそれです。
実際の感じでは、下の写真の1/3ぐらいの大きさに見えますが、模様や外観だけでなく、土星や木製の「衛星」も見えるので、このような小さな望遠鏡でも、それなりに楽しめます。

私が持っているビクセンのPORTA 80Aは現在販売されていません。
口径80mmで5万円以下の人気機種では、 ポルタⅡ80Mf
スターセンスエクスプローラLT80AZ などが人気ですのでチェックしてみてください。

ただ、この程度の望遠鏡では、雑誌やWEBにあるような姿が見えるのは望み薄です。
だから、上のような写真の状態を見ようとすると、「見るための準備」が必要です。 方法は …
まず、頭の中に「図鑑などにある惑星の姿」を叩き込んでおきます。そして、そのイメージを持って望遠鏡をのぞいてみるのです。
そうすると、像がはっきり見えていなくても色やシマシマが見える感じになります。
夜空の条件もあるので、確実ではありませんが、騙されたと思って、望遠鏡をたまにしかみない方は、ぜひやってみてください。
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(参考)見かけの光度等級
1等級ちがえば約2.5倍の明るさの違いになります。
2等級ちがえば2.5x2.5=6.25 ですね。 そして、1等級とマイナス1等級では、+1→0→-1 なので、やはり約6倍も明るさが違います。
金星は、-4.7等級で、「ピカッ」と夕空に輝く宇宙ステーションISSを見たことがある方もおられると思うのですが、それも同等の等級といいます。
満月が約-13等級で、半月が-10等級ですから、これは、8倍の双眼鏡でみると眩しくて凝視できない明るさです。
北極星は +2等級(いわゆる2等星)ですが、都会に住む若い人で北極星を見たことがない人が多くなっているのではないでしょうか。
都会では年々、夜空の星が見えにくくなっています。
だから、見えるうちに思い出として頭に焼き付けておくのも必要かもしれません。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し R8年7月に確認
