千里中央にある「千里アートロード」

北大阪急行と大阪モノレール駅のある千里中央駅周辺は、なだらかな丘陵地で、1970年の大阪千里万国博覧会の開催を機に開発されて発展してきた街です。

千里八景「ビル群爽涼」の地にあるブロンズアート

新御堂筋の西側に『千里八景「ビル群爽涼」』に選ばれたビル街がありそこに「千里アートロード」つ名付けられた道があり、ウォーキングを楽しみながら設置されたブロンズ像彫刻を楽しめます。

「千里八景」とは、1982年に選定された、①千里南公園「池畔散策(ちはんさんさく)」 ②阪急電車の北千里駅周辺「駅広夜景(えきひろやけい)」 ③千里中央線「桜並木(さくらなみき) ④千里中央公園「新都市俯瞰(しんとしふかん)」 ⑤千里北公園「野鳥楽園(やちょうらくえん)」 ⑥千里中央駅付近「副都心黎明(ふくとしんれいめい)」 ⑦桃山台周辺「新都市躍動(しんとしやくどう)」と、 ⑧千里中央「ビル群爽涼(びるぐんそうりょう)」を言い、その場所に標示柱が建てられたのですが、選定から半世紀近くが過ぎているので、それぞれに様相が変わっているのですが、千里中央の、ここで紹介するビル街は、選定から時間が経ても「爽涼感」は感じられます。

1960年代の千里丘陵は一面の竹林

千里中央付近が開発された昭和30年代(1960年代)当時は、このあたりは「一面が竹林」と言われるほど、自然が豊な場所でしたが、今では、「ビル群」が見える町並みとして、「近代都市」ということばが似合うほどに「千里中央」のイメージは変わりました。 そして、ビル街を取り囲む住宅街は、「大阪で住みたい町」にしばしば選ばれるほどに人気があります。

こぼれび通りから見た景色千里東公園の池

この写真にある池は、新御堂筋線の東側にある遊歩道「こぼれび通り」から見える、千里東公園の池で、ここにもやはり、奥には、昔の面影の「竹林」が広がっています。 そして、この写真の右手には、大阪みどりの百選に選ばれた「千里の竹林があります。

その「千里の街並み」を歩いてみましょう。

千里アートロード

新御堂筋の西側を南北に走る道の歩道に、8つのブロンズ像が設置されています。それを「千里アートロード」と名付けられています。

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このあたりの風景が「千里八景 ビル群爽涼」に選ばれています。(下の赤丸印位置)

千里アートロード千里中央駅付近(Google)

千里八景の標示千里八景「ビル群爽涼」の標示

ビル爽涼の標示に近い風景上の標示柱のある付近から見た、南側の景色

両側には歩道があり、人通りもあまり多くはないので、ぶらっと散歩するのには、ちょうどいいロケーションです。

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千里アートロードのブロンズ像

私はこの表示板の「現在地」の⑧に近い地点を、南から北に向かって歩きましたが、ここでは、①→⑧の番号順に像の外観を紹介します。(①~⑧に進んでもOKです)

写真を見て、気に入るようならば、ぜひ実物を御覧ください。ここでは、番号通りに、北側の①番から順に紹介します。

千里アートロード案内板南にある案内表示板

この表示板にあるように、像は道路の西側に6つ(③~⑧)、東側に2つの像(①~②)が配置されています。

私は南から北上したのですが、どちらから歩いてもいいですし、①番付近にも、これと同じ表示板があります。(つまり、「現在地」表示がまちがっているのですが、同じものが設置されています)

③番像の近くに「けやき橋」という陸橋があるので、その近くの信号で、反対側道路に渡るといいでしょう。

これらを、徒歩で歩くと15分程度ですが、ゆっくり足を止めて鑑賞しても30分程度です。

写真よりも、やはり、実物を見るのをオススメします。

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1. 陽だまり

ブロンズ像 陽だまりブロンズ像 陽だまり

 

2. 2台の楽器のために

ブロンズ像 2台の楽器のためにブロンズ像 2台の楽器のために

 

3. HEAVEN’S WOMEN

ブロンズ像 HEAVEN'S WEMENブロンズ像 HEAVEN’S WEMEN

 

4. まほろば

ブロンズ像 まほろばブロンズ像 まほろば

 

5. 5月の蝶

ブロンズ像 まほろばブロンズ像 5月の蝶

 

6. 愛よ永遠に

ブロンズ像 愛よ永遠にブロンズ像 愛よ永遠に

 

7. にわか雨

ブロンズ像 にわか雨ブロンズ像 にわか雨

 

8. 語らい

ブロンズ像 語らいブロンズ像 語らい

 

アートロードへのアクセスなど

千里アートロードへは、大阪モノレールまたは北大阪急行の千里中央駅が便利です。

もちろん、北大阪急行の千里中央駅付近は、各地を結ぶ阪急バスの拠点になっていますので、バスを利用するのもいいでしょう。

大阪モノレールと北大阪急行の千里中央駅は隣接しています。

千里中央駅から、徒歩で「千里アートロード」に行くには、国道423号(新御堂筋からの延長の道路)を西に超える必要があるのですが、歩道のある場所は限られています。

地図では示しにくいのですが、人の流れもあるので、適当に方向を決めて歩くと、千里アートロードに出ることができます。(アバウトですみません) あたりを散策するつもりで、ゆっくりと歩くのがいいでしょう。

【参考】アートロードへの道は、千里中央駅から最短距離を案内するのは難しいのですが、簡単な行き方は、一番上にある地図で、まず、YAMADA電気(LABI)の北側道路を西に進んで、高架道路の下をぬけて、ブロンズ像の①番から順に、南に歩いていくのが、比較的にわかりやすいでしょう。

なお、このアートロードは、ツール・ド・大阪の「とよなかウォーキングコース」の一部に含まれています。(→こちらに記事あり)。

また、駅の東側に位置する「こぼれび通り」などの遊歩道や公園も、結構楽しめます(→こちらに記事)ので、ぜひ、気軽に、そして健康のために散策されたらいかがでしょうか。


(来歴)R5.2月に誤字脱字を含めて見直し。 R5.9月に見直し  R6年8月に内容を確認。