大阪空港に近い外周道路を1周して飛行機の見学スポットを探しましたが、結局、2か所だけでした。
大阪空港の正式名は大阪国際空港で「伊丹（いたみ）空港 ITAMI」と呼称されています。
着陸してくる飛行機を見るビュースポットは L32誘導路のすぐ横を流れる千里川の堤防から見る 千里川土手 が有名です。（→こちらに私の記事あり）
その他のビュースポットを探すために、自転車で大阪空港をぐるっと一周りして、飛行機がかっこよく見えるところを探しましたが、結局ビュースポットは「千里川土手」と、空港ターミナルビルの反対側にある「伊丹スカイパーク」とそれに続く「スカイランドHARADA」が順当で、その他はいろいろ難点があります。
周回道路はあるが、駐車は限定されます
どこにでも入り込める自転車に乗って、大阪空港（伊丹空港）を一周りしたのですが、自動車では、空港の周回道路はあるものの、駐車場や止めて見学できるところは、スカイランドHARADAの駐車場（下の地図の⑦⑧で見学）や、空港ターミナル前の一般駐車場（⑩～⑬で見学）、または、千里川土手（⑨で見学）の近くにできたオリックスパーキングなどしかありません。
千里川土手の最寄りオリックスパーキング
飛行機を見るオススメ位置もそれらの駐車場に近い⑤～⑨の見学施設から見るのが最もおすすめです。
少し運動を兼ねるなら、大阪空港南駐輪場の南端にハローサイクリングのシェアサイクルを利用するのもいいでしょう。
それらをうまく利用して、⑤～⑧のビュースポットに行くのも一つの方法です。（注：ハローサイクリングのレンタルはWEBでの事前登録が必要です。詳細はハローサイクリングのHPを御覧ください）
この①～⑬の中で、公園や施設として整備されているのは ②エアフロントオアシス下河原 ⑤⑥⑦伊丹スカイパーク ⑧スカイランドHARADA ⑪⑫⑬空港内展望デッキ だけで、その他は道路上や私有地から柵越えで見ることになります。
③④は滑走路の真下ですが道路沿いです。
①と⑬の間は空港敷地で、自転車を停めて写真を撮ろうとしていると警備員に退去するように注意されたので、この図から削除しています。
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絶好の「千里川土手」を利用する場合のトイレ案内
⑨の千里川土手は、見ているだけなら退去させられることはありません。ここはぜひ訪れたいスポットです。
最寄りのオリックスパーキングに駐車して見学すればいいのですが、パーキング内にはトイレがないので、⑦⑧のスカイランド原田のトイレか、田能遺跡を見学を兼ねてトイレを借りると良いでしょう。田能遺跡へは、オリックスパーキング前の道路をごみ焼却場を越えていった右側です。
①給油ステーション北側の駐車場付近 ：評価ｘ
大阪空港の北ターミナル（JAL側）からさらに北には大きな壁や建物があって、駐機している飛行機は見えません。
どこまで行くと見えるのかなぁとたどり着いたのが①の場所で、飛行機燃料の給油ステーション入り口付近やレーダー設備北側の駐車場などで見ることができます。
ここは整備場や格納庫があるところで展望は良いのですが、駐機している飛行機があるだけで、ほとんど飛行機が動いていないので面白味がありません。
G20サミットの時にエアフォースワンが止まっていた場所なのですが、そういうときは、係員や警官が張り込んでいたり、コンテナでブロックして見えにくくされますので、あまり期待できる場所ではありません。
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②③エアフロントオアシス下河原 ：評価△
自動車で行こうとすると、一度、国道171に出て、箕面川の左岸を入っていきますが、駐車場への標識などはありませんので、カーナビか、事前に地図で確認しておいてください。
下河原緑地の無料駐車場が利用できます。（小さい駐車スペースなので、週末は混雑して駐車しにくかもしれません）「エアフロントオアシス下河原」は下河原緑地に隣接しています。
飛行機は通常は北側に向いて離陸するので、この場所からの飛行機はかなり高い位置まで上がってしまっています。
春に南風が吹くときなどに、離陸側と着陸側が入れ替わることがあります。 そのときには、低空に飛行機が着陸してくるので、千里川土手と同様に大迫力の着陸が楽しめますが、それに遭遇するチャンスはめったにありませんので、ここからの通常の離陸の様子だけでは、いまひとつ迫力に欠けます。
ただ、このあたりは公園として整備されているので、子供の遊具などもあり、緑に囲まれているので、お子さん連れなどにはいい場所です。
この場所は、短いほうの滑走路に近いので、そこから離陸する飛行機はすこし見やすいものの、やはり迫力はなくイマイチです。
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飛行機を見るには、公園から、滑走路の延長する真下の場所まで歩いていって、④の場所で見るのがいいでしょう。（一部車道に出るので、注意して移動してください）
④長い滑走路の延長上 見ておく価値あり 道路から見る ：評価△
滑走路延長の真下場所は、エアフロントオアシス下河原から歩いてすぐの場所です。ただし、飛行機を道路（公道）から見ることになりますので、安全に注意してください。
前に柵があるのが気になりますが、この真上を飛行機が飛びます。
すでに、100m近く上にあがっていて迫力はイマイチですが、飛行機の真下です。
【注意】この場所は公道の道路上ですので、駐停車厳禁です。この場所は伊丹市で兵庫県警の管轄で、土日には、しつこいくらいパトカーが巡回しています。
ここから次に紹介する「伊丹スカイパーク」までは、空港に沿って一般道路で回っていくことができます。 随所で飛行機が見えますが、車の通行が意外と多いので安全に注意してください。道が細いところもあり、車を停車させての見学はやめましょう。
⑤⑥⑦伊丹スカイパークと⑧スカイランドHARADA ：評価◯
空港ターミナルの反対側に作られた飛行機見学用の公園です。
よく整備されており、広い範囲で飛行機を見ながら散歩などを楽しめるようになっています。
若干見下ろす感じの土手の公園なので、公園内のどの場所からでも飛行機がよく見えます。
⑤北 ⑥中央 ⑦南 のゾーンに分かれた広い駐車場があり、駐車料金は20分100円とリーズナブルで、売店などもあるので家族連れには最適でしょう。
自転車の駐輪は無料です。
ここでは、北へ離陸する飛行機と南からの着陸する飛行機の両方が間近で楽しめます。
飛び立つ瞬間は、公園の北寄りのゾーンに行けば、離陸時の全力噴射して滑走して浮上する瞬間の飛行機を真横から見えますし、南寄りのゾーンでは、着地してすぐに減速するための逆噴射音が楽しめます。
迫力のあるのは、逆噴射の様子が見える南寄りのゾーン がオススメです。
それもあって、車でのおすすめは、「南駐車場」か「HARADA駐車場」に駐車して、中央～南～HARADA の間を歩きながら、いろいろな場面で飛行機を見るのがいいです。（駐車場に車を止めて、南北を徒歩で移動できます）
近年の飛行機は小型でジェット音が小さくなったので、過去の「ジャンボ機」のような迫力はなくなりましたが、それでも、比較的大きな飛行機の離着陸音は迫力があります。
ここでは、あとで紹介する空港ターミナルにある展望デッキからより離着陸する飛行機が近くに見えるスポットです。
公園の最南端にある「スカイランドHARADA」は、豊中市にある「原田下水処理場」の屋上に作られたスポーツ施設です。 この屋上からの眺望よりも、外の駐車場の柵の前からのほうが迫力があります。
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この下水処理場は、大阪府豊中市、池田市、箕面市、豊能町、兵庫県伊丹市、川西市、宝塚市、猪名川町の下水処理を担っているようで、誰でも、その有料駐車場が利用できます。
このスカイランドHARADAの駐車場は、空港の滑走路からの至近距離にあるので、着陸する瞬間の飛行機が真横から見ることができます。 着地した時のタイヤの摩擦で出る煙や飛行機がバウンドする様子などは非常に迫力があります。
⑨千里川土手 ：評価◯
この「千里川土手」と称される場所は、いろいろなWEB記事に紹介されている、有名なビュースポットです。
ゆらゆらと揺れながら、着陸体制に入った飛行機が、低い位置から迫ってきて頭上を通ります。この迫力は抜群です。
風があると、斜めに車体を傾けて滑走路に向かう姿や、機体がローリングしている様子までが、はっきりと肉眼で見えますので、着地する瞬間まで、機内乗客の緊張感や不安感までもが感じられるような、最高のビュースポットと言えます。
これらの写真は、千里川左岸から、コンパクトカメラのズームで撮りましたが、狭い大阪にあって、結構楽しめる場所です。
写真のように、正午前後の時間帯に、滑走路の誘導灯の全部を点灯させてテストしているときを狙うのもいいかも。
⑩ANA側の駐機場 働く車が見える ： 評価△
千里川土手から空港のANA駐機場までは、道が少し遠ざかるので、見どころはありません。
空港敷地の南端にある大阪空港南駐輪場があるあたりから、ANAの駐機場が柵越しに見えます。
この場所では、乗客がタラップを利用して乗り込んだりする様子や、いろいろな特殊な自動車も近くで見ることが出来る、私の好きなところです。
空港ターミナルから数分ですので、子供さんを連れて、「働く車」などを近くで見せるのにはいい場所でしょう。⑪⑫⑬空港ビルの展望デッキ ：評価△
大阪国際空港ターミナルビルの4階に、3箇所の展望デッキが設けられています。
駐車場や大阪モノレール駅からすぐで、誰でも入場できますし、無料です。
滑走路は少し遠いので、離着陸時の迫力には欠けますが、駐機している飛行機は近くに見ることが出来ます。
展望デッキには、子供の遊び場（有料の「ボーネルンド」もあります）などもあって、沢山の人が見学しておられます。
北側のデッキからはJALの飛行機が、南のデッキからはANAの飛行機が近くに見られます。中央の見学用の展望デッキ以外がいいでしょう。
すべてに、安全ために細いロープが視界を妨げるのがちょっと残念です。
過去には、搭乗口につながる通路の屋上が送迎デッキになっていて、至近距離で飛行機に乗る人を見送った・・・ということを覚えている方もおられるかもしれませんが、その頃は良き時代でしたが、もはや昔の思い出話しになりました。
大阪空港のシェアサイクル
先に紹介したハローサイクリングは、ANA駐機場側近くの南駐輪場の南端（バイク駐輪場の入口付近）にあります。
大阪空港南駐輪場のレンタサイクル
電動レンタサイクル
公共交通機関を利用するには
阪急電車曽根駅から徒歩20分で千里川土手のビュースポットにつきます。
阪急バスもありますが、本数が少ないのでおすすめできません。
（来歴）H30.8月記事作成 R3.11月シェアサイクル記事追加 R6.8月に確認