パナマ・ドンパチ・ゲイシャ 飲みました

「ぱなまどんぱちげいしゃ」をパソコンで文字変換すると、「パナマどんぱち芸者」となることから、変な名前ということで覚えていたコーヒー銘柄です。

それが非常に高価なことは聞いて知っていて、たまたま通りかかった店頭で見かけたので購入して飲んでみました。

ゲイシャの包み紙

ゲイシャは希少種コーヒーの銘柄名です

確かに、この表題を見て、何のことかわからない人もおられるでしょう。

私も、「ドンパチ芸者」= 何か、暴力団映画で芸者遊びをしているときに警察に踏み込まれてピストルの打ち合いをするという、少し艶めかしいイメージでこの名前をイメージしていましたのですが、全く見当はずれでした。

パナマは国名のパナマ。 ドンパチは、ドン・パチ(Don Pachi Estate)という名門のコーヒー農場で栽培される、ゲイシャ(Geisha)種のコーヒー豆の名前です。

コーヒー農場がAtamiであれば、パナマ・アタミ・ゲイシャ ですし、Arima農場であれば、パナマ・アリマ・ゲイシャ なので、やはり「ゲイシャ=芸者」の印象が強すぎますね。

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WEB記事によれば、エチオピアの「ゲシャ」という村が原産で、それが各地に伝わったときに「ゲイシャ」になったらしく、ドンパチ農場ではない他の有名な農園、例えば、エスメラルダ農園やママカタ農園のものであれば、パナマ・エスメラルダ・ゲシャになったり、パナマ・ママカタ・ゲイシャと表記されるので、多分、そうなると、私の頭に残っていなかったかもしれません。

届きましたというほど希少種のコーヒー豆

これを大阪梅田のコーヒー店の店先で見つけたので購入したのですが、ここにあるように、「届きました」と書いています。希少種であることがこれでもわかります。

しかし、2ヶ月後に変わった味を楽しみたいと思って、同じお店で別の豆を購入したのですが、まだ、売っていましたが???

「こういう変わった名前の銘柄があって非常に高価だ」ということはテレビ番組で聞いたことはあります。でも、まさか自分で購入するとは思っていませんでした。価格は100gが3,000円でした。

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清水の舞台から飛び降りる

この表現は、「思い切ってとてつもないことをする」ときに言うものですが、そんな感じで購入したのではなくて、コーヒー店の前に立って「あった」という感覚の次に、値札に目が吸い込まれる感じが同時に来て、「100g 豆で(ください)・・・」と言った一連の時間が流れていたという感覚です。

私自身、コーヒー通ではありませんが、家でコーヒーを「ミル」で挽いたときの香りが部屋いっぱいに広がるのが「至福の感覚」なので、コーヒーは好きです。

だからいつも、コーヒー豆を買うときには、挽いてもらわずに焙煎しただけの豆のままで購入します。

100g3千円は、私にとっては一生に一度かもしれない買い物という感じなのですが、店員さんはその注文には全く無表情で「100g 3,000円です」とさらっと言ったのには少し驚きました。

私にとってはすごい買い物ですから、ちょっと、表情を作るか、一言、コメントを添えてほしかったので、店員さんの顔を覗き込んだのですが、店員さんはそれでも無表情のままでした。

この受け答えの流れは、この店にとっては普通のことで、特別なことではないようなのです。

陳列された豆の一番右端に「ブルーマウンテン」の瓶が置かれており、その価格は2,500円となっています。100%ブルーマウンテンなのでしょう。ゲイシャは2番目に置かれていました。

ここにおいてある安い豆は800円台からですので、他店に比べるとこの店の価格は少し高めかもしれませんが、テーブル席があって、おいしいコーヒーを出すお店ですので、豆から違うのだろうと勝手に考えてしまいます。

ブルーマウンテンは誰もが知っている銘柄でしょう。

もちろん、ブルーマウンテンについて、私がどんな味や香りかを説明するには素人過ぎますし、価格を気にしなくていい「安かった時代」に飲んでいただけの記憶で、最近は「ブルマン・ブレンド」でも「高いなぁ」と思っていましたが、100%Pureであれば、こんなに高いんだ! というのも初めて知りました。

そして、ゲイシャを飲みました

ゲイシャの説明書

説明書には、「他のコーヒー豆とは異なり」「フルーツの薫り」「ワインのようなアロマ」「芳醇でパワフルな薫り」とあります。

Kono classicのペーパーフィルターで淹れて飲んでみますと、「少し変わった味でおいしい」という感じです。それだけしか説明できません。(やはり素人で、すみません)

価格3000円を意識しているのか、上のような複雑な感覚や表現は一言も頭に浮かんできません。

少しさわやかな酸味があり、それが、温度が下がるにつれて、酸味が少しづつ増す感じです。

複雑な味も感じます。でも、結局、専門家でないので、よくわかりません。

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100g・3,000円は安くはないですが、自分で淹れるのですから、10杯分とれるとすると1杯300円。

これだけ楽しんで、そしてリッチ感を感じさせてくれますので、そうなると、高いとは思いません。

何か、「珈琲通」の方の気持ちがわかりそうな気がする瞬間でした。

 

たかがコーヒー、されどコーヒー

購入サイトのページをみると、色々ありすぎて、何がどうなのかわかりません。たとえば、エスメラルダ農園のゲイシヤがAmazonでは100gで4,600円、rakutenでは、2,950円・・・何が違うんでしょう。

もう一つの話題も書きたいのでお付き合いください。

「コナ」コーヒーを飲みました

30年以上前になりますが、ハワイ島に夫婦で旅行に行きました。 運良く、旅行者は2人きりで、ヒロからコナまで運転手付きの車での移動の、結構リッチな感じの旅行パックになったのですが、コーヒー園で休憩したときには、そんなに高いコーヒーと思っていなくて、30年をおいて飲んだところがやはり美味しいコーヒーです。

コーヒーを極めるということは到底出来そうにありませんが、高いコーヒーと特徴のあるコーヒーを味わいたいなぁという気持ちは、心のどこかにあります。

この記事を読んでいただいたみなさんも、きっとそんな気持ちをお持ちなのでしょう。


(来歴)R5.2月に誤字脱字を確認見直し。  最終R6年8月に確認