千里中央駅から近い、千里の天神さんでおなじみの「上新田天神社」を案内します。自家用駐車場もあって便利です。
大阪モノレールの千里中央駅に「天神社(てんじんしゃ)」の表示板が、さり気なくはられていたのが、ずっと気になっていて、その、「上新田天神社」に行きました。
この神社の歴史は古く、千里ニュータウンが開発される、はるか昔からこの地にある神社で、千里の変貌をそっと眺めてきた・・・と思うと、感慨深くなります。
車で行く人のために 駐車場への案内と注意
北は右方向で、上は西方向です。
「上新田天神社」は、千里中央の南(徒歩約8分)のところにある「天神さん」です。
千里中央駅(北大阪急行・大阪モノレール)から徒歩で行ってもすぐのところにあるのですが、自家用車で行くには、神社周辺の道が細いので、運転にはちょっと気をつけてください。
ナビがあればいいですし、随所に案内板があるので、近くまでは行くことは問題ありませんが、この神社は「村の鎮守様」ですので、周りの道はかなり狭いところが多く、対向車がきたら、譲り合わないといけないことを覚悟しておいてください。
神社の無料駐車場は、神社の南側から、下の写真の、門と参道の左横手にある道から、坂を登っていきます。
桜の頃の天神社
この階段の上に駐車場やお社があります。
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無料の神社の駐車場があります
写真のような駐車場案内が左手に見えますので、そこを上っていくと、無料駐車場になっています。
注意:手前にある駐車場は、神社の駐車場ではありません
神社の手前に、広い駐車場があり、「上新田天神社」と書かれていますが、これは神社の案内板で、神社の駐車場でないので駐車してはいけません。注意しましょう。
ここは神社の駐車場ではないですよ!
この写真の駐車場は、神社の駐車場ではなく、2つの民間の駐車場です。 この写真を見ても、間違ってしまいそうなので注意くださいね。「ここは神社の駐車場ではありません」と書いた掲示があるのですが、神社の案内看板が大きいので間違ってしまいますから注意してください。
確かに、この看板の後ろが天神社ですが、ここから周辺の神社までの道には神社の駐車場案内は全くありませんし、さらに、神社の無料駐車場は、神社鳥居横から登っていく場所にあるので、くれぐれも、間違ってこの場所に駐車しないように注意ください。
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無形民俗文化財のとんど祭
「上新田天神社」の見どころは、この「とんど祭」の行事です。
お正月飾りなどを焼き上げる「とんど」ですが、大きな櫓(やぐら)を積み上げて、そこに火をつける民族的な行事として、無形民族文化財に指定されています。
毎年1月14日の午後8時頃から、1本の松を中心に立てて、竹や藁で直径3.5m高さ3.5mの櫓を作った櫓(やぐら)に火をつける・・・という、この土地の風習となっている行事です。
神社の縁起はかなり古いようです
神社の縁起によると、1616年にこの地の開拓が命じられて、1626年に、この神社が創建されている・・・とあることから、400年以上の歴史があることになります。
何しろ、この場所に神社ができたのは1686年ですので、いずれにしても、300年以上の間、地域の氏神様として崇められている・・・と書かれているように、何しろ古い神社です。
階段を登ると駐車場があり、さらに、その上に拝殿があります。
駐車場から拝殿を望む
もちろん、「天神さん」ですので、藤原道真公をお祀りしているのですが、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)という神様もお祭りしているようで、その神様は女の神様で、伏見稲荷などの稲荷神社でお祀りされている「農商工業の神様」とあります。
さらに、お稲荷様のお社(千里稲荷神社)もあります。
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ここには、お稲荷さんだけでなく、牛、木 なども祀られているところからも、地域の方が大切にしている神社なのでしょう。
そして、トイレには、このような、かわいい巫女さんに出会えました。 小用中に対面するところに貼ってあるので、頬がピンクになっているのでしょうか・・・。
千里ニュータウンの開発は1961年頃から始まったのですが、この上新田地区はそれ以前からあった集落です。
いわば、ニュータウンと共には開発されなかった地域で、ひっそりと、この神社が千里の歴史を見てきたということになります。
しかし、千里中央に近い地域ですので、あたりはマンションなどが林立しており、マンション周りや千里ニュータウン地区は、大きな道路が作られているのですが、ともかくこのあたりは、昔ながらの地域が感じられます。
丘で坂が多い上に、昔の道路しかないので、車で通るにはかなり苦労をしますが、昔ながらの風情が満ぱいです。
天神社さんでは、音楽イベントなども催されていますので、興味ある方は、天神社さんのHPをチェックしてください。 また、千里中央駅を中心に「ツール・ド・大阪 豊中ウォーキングコース(→こちらで紹介)」などの散策コースがあります。 ぶらっと歩くのもいいかもしれません。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し。 R6.3月に見直し。