千里の天神さん「上新田天神社」を案内します。
大阪モノレールの駅に「天神社(てんじんしゃ)」の案内がさり気なくはられていたので、気になっていて、この「上新田天神社」に行きました。
この神社は、千里ニュータウンが開発される、はるか昔からこの地にある神社です。
車で行く人のための駐車の案内
千里中央の南(徒歩約8分)のところにある天神さんです。
千里中央駅(北大阪急行・大阪モノレール)から徒歩で行っても、すぐのところにあります。ただし、車を利用する場合は、神社周辺の道が細いので、ちょっと気をつけてください。
随所に案内板があるので、近くまではたどり着けますが、ここは「村の鎮守様」という感じの神社のため、周りの道はかなり狭いところが多く、対向車がきたら、譲り合わないといけません。
駐車場は、神社の南側にあって、下の写真の、門と参道の左横手から坂を登っていきます。
桜の頃の天神社
この上にお社があります。(この左手に、駐車場に通じる道があります)
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駐車場あり
写真のような案内が左手に見えますので、そこを上っていくと、無料駐車場になっています。
【注意】神社の手前に、広い駐車場があり、「上新田天神社」と書かれているのですが、ここは神社の駐車場でないので注意しましょう。
ここは神社の駐車場ではないですよ!
この写真の場所は、門に通じる道路脇にある大きな民間駐車場(2つ)で、あたかも、天神社の駐車場のようですが、「ここは神社の駐車場ではありません」と書いた掲示があります。
確かに赤地に白い看板の後ろ上側に天神社があるのですが、この立派な駐車場に、間違って入ってしまうほど、紛らわしいので注意くださいね。(神社までの道には、神社の駐車場案内はなかったようですので注意ください)
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無形民俗文化財のとんど祭
見どころはこの行事ということのようです。
お正月飾りなどを焼き上げる「とんど」ですが、大きな櫓(やぐら)を積み上げて、そこに火をつける民族的な行事として、無形民族文化財に指定されています。
毎年1月14日の午後8時頃から1本の松を中心に立てて、竹や藁で直径3.5m高さ3.5mの櫓を作った櫓(やぐら)に火をつける・・・という、この土地の風習となっている行事です。
神社の縁起はかなり古いようです
神社の縁起によると、1616年にこの地の開拓が命じられて、1626年に創建されているとあることから、400年以上の歴史があることになります。
何しろ、この場所に神社ができたのは1686年ですので、いずれにしても、300年以上の間、地域の氏神様として崇められている・・・と書かれているように、何しろ古い神社と言えますね。
階段を登ると駐車場があり、さらに、その上に拝殿があります。
拝殿を望む
もちろん、「天神さん」ですので、藤原道真公をお祀りしていますが、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)という神様もお祭りしているようで、その神様は女の神様で、伏見稲荷などの稲荷神社でお祀りされている「農商工業の神様」で、さらに、お稲荷様のお社(千里稲荷神社)もあります。
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ここには、お稲荷さんだけでなく、牛、木 なども祀られています。
そして、トイレでは、このような、かわいい巫女さんに出会えました。
千里ニュータウンの開発は1961年頃から始まったのですが、この上新田地区はそれ以前からあった集落です。
いわば、ニュータウンと共には開発されなかった地域で、ひっそりと、この神社が千里の歴史を見てきたということになります。
しかし、千里中央に近い地域ですので、あたりはマンションなどが林立しており、マンション周りや千里ニュータウン地区は、大きな道路が作られていますが、ともかくこのあたりは、昔ながらの地域で、丘で坂が多い上に、昔の道路しかないので、車で通るにはかなり苦労をしますが、昔ながらの風情があります。
天神社さんでは、音楽イベントなども催されていますので、天神社さんのHPをチェックいただくとともに、千里中央駅を中心に「ツール・ド・大阪 豊中ウォーキングコース(→こちらで紹介)」などの散策コースがあるのでチェックしてみてください。



(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し。