へそ公園にあるテラドームを紹介します。
日本へそ公園
兵庫県西脇市は、「ここは日本の中心、すなわち『へそ』です」というPRをしています。
この地図に書いてある表の経緯度の数字の平均は 北緯35度、東経135度 になり、まさしく日本の中心、つまり「へそ」になるところに西脇市があるということです。
ちなみに、日本標準時の子午線も東経135度ですね。(明石天文台は北緯34度39分にあります)
「へそ」のある場所には「日本へそ公園」が整備されています。
この「へそ」の位置は、三角測量とGPSによる測量に差があって、437.6m離れたところに2つの「へそ」があるのですが、GPSによる「へそ」のほうは「へそ公園」内にあります。
いずれの「へそ」も、もちろん西脇市の中にあるので、「日本のへそは西脇市にある」というのは変わらないということですね。
ここに行って、「日本の中心に立った」と思うと、何か微妙な感じがします。
さらに、西脇市の観光協会に行けば、「日本のへそ到達証明書:100円」を発行してもらえるサービスもあるようです。
JR加古川線「日本へそ公園駅」を降りてすぐのところに、西脇市出身の横尾忠則さんの作品を集めた「岡之山美術館」がありますが、ここでは、誰もが楽しめると思う「テラ・ドーム」を紹介します。
にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)
遠くからはかっこいい!
駐車場から公園のほうに歩いていくと、宇宙人が書いた絵を想像させるこのような建物が現れます。
これが「プラネタリウム」や81cm反射望遠鏡のある「テラドーム」です。
開館が1992年というので、写真のように、”きれい”とは言いにくい「年月を感じる外観」になってしまっていますし、入口は、どこかの「公営売店の入口」という感じで、ここにソフトクリームの看板(サイン)でも置いてあれば、喫茶店と見間違いそうになる外観です。(<(_ _)> すみません)
最新の案内はテラドームのHPをご覧いただくとして、ちょっと気づいたところなどを紹介します。
受付の女性や職員の愛想が良い
まず気づくのが、受付の女性や館内で会う係の方のみんなが、ともかく愛想が良いので気分がいいことです。
空いているから愛想が良いというのではない感じで、公営にしては、顧客応対は特上の「合格」です。
私は家族3人で行ったのですが、連休明けの平日でした。
受付で入場料を払うと、早速、貸切状態で「プラネタリウム」に案内されて、30分ほどの投影を楽しむことができます。
プラネタリウムの映像といえば、機器がチャチでいまいちでしたが、投影された番組の内容は良かったですので、ちょっと、設備の更新を考えてほしい感じがしました。しかし予算もあって難しいのかもしれませんね。
巨大望遠鏡で昼間の星が見える・・・
プログラム終わるのを待っていたかのように学芸員の方が迎えにこられて、3階の望遠鏡ルームで素晴らしい体験をさせていただきました。
昼間に見える星と金星、太陽のプロミネンスを観察させていただいたのですが、大きな望遠鏡を覗けたのと、昼間に星を見れたことにも感動しました。
開放されている望遠鏡としては、日本で18番目の大きさということで、1番は(今のところ)兵庫県立大学 西はりま天文台にある、口径2mの「なゆた望遠鏡」ですが、この科学館は、子どもたちの学習のためもあって、夜も開放しているそうで、これも、すばらしいことだと思います。
トイレの床
これは、公園の男子トイレの床です。ちょっとした演出なのですが、夢がありますね。女性トイレは家内の話では、星座のような模様のようです。
余談ですが、今回の家族旅行は、星降る夜景が見たい・・・と、丹後の山中のコテージに宿泊したのですが、あいにく雲が多くて、期待するほどの星は見えませんでしたので、テラドームに来て、昼間に星が見れる幸運に恵まれました。