会社で電子工作実習をやった内容を紹介していますが、電子工作実習を未経験の人を対象に実施したところ、簡単と思っていることが、初めての人には難しいようでしたので、これから電子工作をしようと考えている方や、社内教育を考えている方にも参考になるのではないかと思って紹介しています。
ともかく、社内教育で畑違いのことをやるのは大変ということです。
私の会社では機械加工でものづくりをしているのですが、いったん、工作機械の不調が起きると、修理するまで長時間かかっていることに気がかりでした。
そこで、ちょっとした電気電子知識があれば、機械の内部をテスターを持って機械の中を開けてみようと思うだけでも、処置対応や機械停止時間の短縮に役立つだろうと思って、全く未経験の人を対象に電子工作の実習をやろうと考えました。
私自身、幼いころに、電子ブロック流行していて、欲しかったものの、高価で買ってもらえなかったのですが、電子回路は子供心にもあこがれがありました。

社員の若い方は、私の頃とは違うので、全く未経験の人に電子工作は未知数でしたが、やってみたところ、短時間の実習でしたが、参加者は楽しんでくれたようですが、習熟というのは、程遠い感じです。
これがすべてではないでしょうが、何かの参考になればと思います。
短時間でやれる効果的な実習はなんだろう?
初歩の電子工作実習をやるということも、会社の業務でやるとなれば簡単ではありません。
そして会社ですから、実習の成果が問われますし、準備や手続きも必要です。
最初の試みなので、実習に割り当てる時間は合計5時間程度で、1回1時間程度でやることで会社の承認を得ました。
実習の内容は ①部品工具購入体験 ②はんだ付け実習 ③テスターを使う ④簡単な電子工作実習 をやってみる … ということで目一杯です。
このHPでは、それらを次のようにページ分けして紹介しています。
1)計画~実行まで(このページ)
2)工具部品の調達と実習用教材(→2ページ目)
3)はんだ付け~テスターの使い方実習とLEDの点灯実習関連(→3ページ目)
4)自己保持回路の組み付け実習(→4ページ目)
会社業務となると工作実習の計画にも時間がかかる
会社(企業)で何か新しいことを始めようとするのは大変なことで、内部の批判や見えない圧力もあります。
だから、計画、根回し、会議で承認、実習、成果報告で約4ヶ月かかっています。
直接費用(部品工具費)はそんなにかかりません
実習メンバー(生徒)は6名です。
実習用教材(あとに紹介する電子回路キット約4000円x2セット)を購入し、その他では、安価なテスター、半田ごてセット、ラジオペンチ、などの工具類3セット(約3500円x3セット)を購入し、その他のハサミやカッターなどは手持ちのものを使い、出費は、全部で2万円程度でした。
ほとんどの若い人は、はんだ付けやテスター使用の経験がない
実習メンバーは、工業高校機械科出身の1名以外は、全くの未経験で、テスターやはんだ付けも「知らない、やったことがない」というのに驚きました。
参加メンバーには、実習は好評でしたが、反面、情けない感じがしましたし、そして、1から教えるのと、1回1時間x5回では何をやればいいのかを悩みました。
そして、やり始めると、ハプニングだらけ
はんだごてを放置してプラスチック容器に穴を開けてしまう人、はんだ付けで軽いやけどを負う人、電池を直結してLEDをパンクさせる人 などが次々出てくる状況です。
若い人は意欲的ですし、新しいことに積極的です。
普通は、予備的な話や注意事項を伝えてから実習に入るといいのでしょうが、若い人は「座学」を嫌いますから、ともかくぶっつけ本番でやることにしました。
まず、ほとんどの人は、学校で習った電気の知識は忘れています。
この状況が誰にも当てはまらないにしても、耳学問だけでは何の役にも立たないことを実感したのですが、中学校の教科では、もっと経験体験を含んだ勉強の内容を考えてほしい感じがしました。
ともかく限られた時間で未経験者がやれることは、①使う道具を知ること ②テスターを使うこと ③はんだ付けを経験すること ④電子工作の触りを体験すること 程度で指定の時間が目いっぱいの感じですから、これで「電子工作」というにはお粗末ですが、その程度で目をつむらないといけません。
次のページでは、どんな教材を使うのが良いかや調達の方法などに関する紹介です。
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(来歴)R5.2月に誤字脱字を含めて見直し。 R8年8月に見直し

