「疑似4チャンネル」(スピーカマトリクス)とは、メインスピーカ(フロントスピーカー)端子からリアスピーカーをつないで、前の音の一部をリアスピーカから出す方法の、簡易的な4チャンネルです。
周りから音が聞こえるというものではなく、音の広がりを感じる程度の自然さがある音になります。
スピーカーをつなぐだけなので、リア用のアンプは不要です。
CDなどの音源には音の位相の違いや左右の音量レベル差などがあるので、リアスピーカーをつなぐと、フロントスピーカーだけの場合と違った音が楽しめます。
リアスピーカーのつなぎ方(配線の仕方)で微妙に聞こえ方が変わるので、ここでは、いろいろな回路例を示しています。
結線はフロントスピーカーのところでできるので、いろいろ試して、気に入った音を探してみてください。
リアスピーカーは、ペア(同仕様のもの)のものを2つ用意しましょう。

私はこのように、タンスの上に小さなブックシェルフ型のスピーカーを置いています。
この背面のプラス・マイナスのコードを、アンプ(フロントスピーカ端子)のところまで引っ張ってくれば、簡単にいろいろなつなぎ方を試すことができます。
初めにお断りしておきますが
複数のスピーカーを同じ出力端子につなぐ方法ですから、適正なインピーダンスにならないとか、アンプに負荷がかかる … などの問題を指摘する方もいますが、私自身、長い間使っていても、機器の異常などの問題はありませんし、室内で聴く程度の音量では、アンプなどへの負荷は少ないので、「個人的に楽しむもの」と割り切って試していただくのがいいと思います。
音は理屈ではなく、気に入った音で聞けばいい
「音」の好みには個人ごとに違いますから、いろいろつなぎ替えてみて、自分が「いいなぁ … 」と思う回路(結線)を見つけられると、ラッキーです。
私はしばしば経験するのですが、音の聞こえ方は、その日の気分や天候や、カーテンの引き方でも変わりますから、何がいいかは、自分の好みで決めていただくのがいいでしょう。
単にこのようにつなぐのはおすすめしません

このような回路も試していただくといいのですが、このように、リアスピーカーをつないで聴いてみると、音のバランスも悪くて、「イライラ」感のある音になるでしょう。
次の6つの回路に、気に入る音があればラッキー

これらはWEBに推奨されているものもありますが、ここでは①②③の三種類にプラスして、リア側の極性を逆にしたものの、計6種類の回路を示しています。
これらは、フロントスピーカ端子のところで結線を変えられますし、こちらで紹介している切り替えボックスなどを利用して結線して聴き比べるといいでしょう。
もちろん、これだけでなく、さらなる変形も考えられますが、これらの6回路で、自分なりに、いろいろなCDを聴きくらべてみました。
3日間視聴して、最終的に、2つの回路を選びました
上図の ①の2つは、リアから出る音は、どちらか片側に寄った音が聞こえて変な感じで、結局、②の下側の回路と③の上下の3つの音が自然のエコー感があって無難な感じでした。
音の傾向で言うと、リアの極性を逆にすると、後ろに抜ける感じの音になるので、①②③の下段のほうが上段に比べて広がり感が増して聞こえるような感じです。
ポップスは②が、クラシックは③がいい感じ … という感じですが、ご自分の好みで選んでみてください。
いずれの回路の音も、「後ろから音が聞こえる」というような、フル4チャンネルの音ではなく、音の広がりを感じる程度の音です。(これも私感です)
ただ、クラシック音楽では音の定位も大事なので、結局、自然さを重視して、③の上下2種類を切り替えスイッチで切り替えて使う使い方に落ち着いています。(→こちらに記事があり)
私の方法は、このようにしました
アンプのスピーカー端子のところで、上のすべてをつなぎ替えるのが大変だったので、今回は、写真のようなバナナチップつきのスイッチを利用して差し替えながら聴き比べました。
リアーの線はそのままで、フロントへ持ってきておいて、アンプの後ろ側で簡単に配線替えができますから、直接に線をねじってつなぎ替えても問題ありません。

余談ですが、私の気に入っているおすすめグッズ
音楽の聞こえ方は、環境で変わりますし、その日の体調や気分でも変わってきますから、音楽を聞くときのグッズで、「スピーカスイッチ」と「リクライニングチェアー」が気に入っているので、興味あれば、チェックしてみてください。
同じCDで音楽を聞いても、その日の気分でも聞こえ方が変わるという経験はよくあるのですが、その時のために、私は、いくつかのフロントスピーカーを切り替えて聞くようにしています。
本格的な切り替えスイッチは高価ですが、簡単にスピーカを切り替えられるスイッチは便利です。

このスイッチで、4組のスピーカーを組み合わせて(重複もOKです)聴けるようになっています。
もちろんこのようなやり方は、専門家から見れば眉唾ものと批判されるかもしれませんが、インピーダンスなどの理屈を気にすると際限がありませんから、自分好みでいい … と割り切って、自分勝手な聴き方をしています。
下のスイッチは、4つのスピーカーを組み合わせて、複合して音を出すことができるところがいいところで、4つのスピーカを切り替えるのではなく、極端に言えば、4つのスピーカを複数個を同時に鳴らすことができる切り替えスイッチです。
これが結構気に入っています。
もちろん、インピーダンスや音のバランスはそれぞれで変わりますから、これも、自分好みの音を探せばいいでしょう。もちろん、これまでも、アンプやスピーカのトラブルはありません。
同時に複数のスピーカーを鳴らすのはイレギュラーな使い方ですから、批判する人もいるでしょうが、しかし、何よりも、結構いろんな音が楽しめます。Amazonで購入したのですが、メーカーや価格は変動しているので、直接にサイトで確認ください。
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そしてこのリクライニングチェアがオススメ
下の「コールマン製のリクライニングチェアー」は最高です。
過去には「座椅子」で聞いていたのですが、少し高いリスニングポジションになるのが、結構GOODです。
このために、上の写真のようにスピーカー逆置きしています。(これも好みです)
このチェアーは、本来は野外で使う製品ですから、足の部分にフェルトをまいて床を保護するなどの細工をしていますが、水平以上に足が上がるので、結構リラックスできます。これも、Amazonの価格が変動していますので、サイトで確認ください。
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ともかく、何よりも、自分が「いい」と思う環境で音楽を聴くとリラックスできます。
疑似サラウンド(スピーカマトリックス)についても、難しく考えないで、いろいろなつなぎ方を変えて音楽を楽しんでいただきたいと思います。
(来歴)2025年1月文章作成 2月見直し。 R8.8月確認



