大阪市科学館のプラネタリウムを紹介します

大阪市科学館のプラネタリウム・展示場を見学する前に、ちょっと目につけていただきたいところや知っていると楽しみ方が変わる話題などを紹介しましょう。

来館される場合は、必ず「大阪市立科学館のHP」で休館情報、プラネタリウム投影プログラム、WEBチケット購入などを確認ください。

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この大阪市科学館は、堂島川と土佐堀川の中洲の中之島にあり、かつてはこの場所には大阪大学医学部がありました。

関西電力の寄付を受けて1989年(平成元年)に開館して、2019年(H31年)4月にリニューアルしました。このときに、プラネタリウムの装置が一新しています。

新しいプラネタリウム 現在の主投影装置

今までの装置より付属の装置が増えていて、超新星爆発のシミュレーション装置などの新しい仕組みも加わっているようです。

投影機 1世代前の装置

一般利用できる設備は、プラネタリウムホールや展示場で、天文台・工作室その他の設備は一般利用できません。

国立国際美術館(下右の写真)に隣接していますので、科学と芸術を簡単に楽しむことができます。

科学館入り口 大阪市科学館

大人(個人)料金は、プラネタリウムは600円、展示場は400円です。また、国際美術館の常設展は430円(一般)で、これらをあわせても安いですし、半日以上は充分に楽しめますので、是非検討いただくといいでしょう。

全体の展示内容やプログラムは大阪市科学館のHPをご覧いただくとして、ここでは、別の角度から紹介します。

近くは整備中です

近くは整備中で、刻々その様子が変わっています。

この写真の楕円形の建物が科学館で、パイプのモニュメントのような建物が国立国際美術館です。美術館の展示場等は地下にあります。(科学館の外観は、リニューアル後も変わっていません)

この写真右手手前には、大阪大学中之島キャンパスの新しい校舎があり、2021年にはこの北側に、新美術館(大阪中之島美術館)もできる予定です。

R1.5月の様子

前身は、四ツ橋にあった大阪市立電気科学館

カールツアイス製投影機

地下から入るホール入り口を入ったところに、この科学館の前身の「電気科学館」で使用していた、カールツァイス製の投影機(プラネタリウム)が展示されています。

昭和年代は、四ツ橋といえば電気化学館というほど、大阪では有名

昭和年代には、展示場などが少なかった大阪市内で「四ツ橋 といえば 電気科学館」というほどで、四ツ橋交差点の北東角にあった建物のプラネタリウムへは小学校の遠足で行った記憶が今でも脳裏にあります。

子供の頃のイメージでは、すごく大きな装置と思っていましたが、展示されている装置は高さも4m程度と、今の装置と比べると小さいですが、日本で最初に導入されたもののようです。

平成元年(1989年)5月に四ツ橋の電気科学館が閉鎖されて、同年の10月にこの中之島の地にこの大阪市立科学館がオープンしました。

電気科学館の跡地に立つホテルヴィアイン 現在、電気科学館の跡に立っているホテルヴィアイン

四ツ橋の跡地には、現在はホテルになっていますが、屋上のドームが面影を残しているのはにくい演出ですね。

玄関前の写真撮影場

大阪市内の小学生が校外学習でたくさん訪れます。小さい頃の記憶は、何かしら残っているのですが、この場所で撮った写真が思い出になるかもしれませんね。

 

地下からホールに入ります

プラネタリウム入り口 上層階は展示場

上の階は科学展示場になっていて、理科・化学の展示物がたくさんあり、触れて楽しめるようになっています。

大阪には同様の科学的な展示や紹介をやっている「キッズプラザ」が天満にあります。

特に科学のことがらは、本で学ぶだけでなく、手で触れたり体感すると、大人になっても忘れませんので、ぜひこれらの施設に小さなお子さんを連れてきてほしいと思います。(この展示場入場料は中学生以下は無料です)

 

入場券の購入、プラネタリウムやホール入り口、展示場への入り口などは地下にあります。

プラネタリウムホール

リクライニングの座席が300席程度あり、このフランス製の特注椅子がウリのようです。

投影中は投影機が目の前にあっても気になりませんし、吸音性が高いのか、座席に座ると非常に落ち着いた感じになるのが不思議です。

座席

見やすい位置は、比較的上部の席です。私は、この投影機の真上は最高の場所だと勝手に思っています。 前の座席ほど深くリクライニングするようになっており、最上段はリクライニングしない席になっています。 しかし、カップルで行くなら、最後列の席ですね。

 

このプラネタリウムの開設初期の頃は、職員の女性が前方舞台に立ってオープニングトークがあり、「これからショーが始まる・・・」という演出感があったのですが、現在は(少し残念ですが)自動音声案内に変わっています。

でも、プラネタリウムの解説者さん(学芸員さん)の声は落ち着いた音で明瞭に聞こえますし、新しい装置は、リモートコントロールができるようになっており、プログラムによっては、解説員の方が通路を移動しながらプラネタリウムを動かす場面もあるかもしれません。

適度に温度調節されているので、約45分間をゆったりと過ごせるのは間違いありません。

天頂の「シミ」にも歴史が刻まれています

補修された天頂部 【リニューアル後の天頂部のシミの様子】

ドーム天井のシミ 【リニューアル前のシミの様子】

ドームは26.5mで、世界最大級とPR記事に紹介されています。

この写真は、投影の始まりに「皆さんの頭上をご覧ください・・・」と説明される「天頂」の部分を撮ったものです。

この部分は、内面を球にするために、タイル状のものを積み上げていって、最終は、このように集合しているところですが、少しシミのように色がついています。

2019年のリニューアル時に補修されたようですが、まだシミが消えずに残っています。

もちろん、南の空を見るように座席が配置されていますし、真上の位置ですので、夜空の投影中は全く気になることはありませんが、なぜこのようなシミができなのか、なぜきれいに補修しなかったのか・・・と少し気になります。

建物やドームは建てられて30年以上経っているのですが、館内はきれいで清潔感も高いので古さを感じませんが、次の大修理までこの行方を密かに楽しんでいます。

 

都会ではほとんど見られなくなった星空ですが、人工の星空でもロマンを感じます。

しばしの間、空調された静かな環境で星の話に耳を傾けると、きっと雑踏から逃れますし、結構、息抜きになると思いますので、機会があれば訪れてください。

建物の外側に注目

科学館の地上入り口の向かって左側に、変わった作品が展示されています。そのうちの2つを紹介します。

正面入口の左側にありますので、館内の観覧だけで終わらずに、ぜひ探してご覧ください。

モザイク絵

モザイク絵1/3 モザイク絵2/3

モザイク絵3/3

この絵は、遠くから見ると、宇宙から見た地球のようですが、近づいていくと、「モザイク画」になっているのがわかります。

さらに、ぐっと近づいた写真では、すべてが異なる写真で構成されているのがわかります。

双眼鏡などで、一つ一つの写真を拡大して見てみると、何か物語も見えてくるかもしれません。

 

見る場所で形が変わる絵

立体画1/2 立体画2/2

2つの写真の違いがわかりますか? 見え方が変わる絵です。

絵を見ながら、左側から右側(逆でも問題ありませんが)に進んで行くと、キャンバスの中の建物の模型のようなものが、動きに連れて、その光景が変わる・・・という不思議な絵です。

ガラスに顔を近づけてみるとその「からくり」がわかります。

実は、これは平面の絵ではなく、それぞれの立体的な構造物を画面の中に貼り付けてあることによって、見る場所で違った形に見える仕組みになっています。

こういうことを考える芸術家は、すごい頭を持っているんだなぁ・・・と感心させられますが、ともかく、自分の目で確かめてください。

以上、簡単な紹介でしたが、休館やプログラム変更をHPで確認しておでかけください。