運動もせずに、身体をもてあましていませんか? 気晴らしと健康にために箕面のハイキング道を歩いてみては・・・というお誘いです。
ここで紹介するのは、箕面の滝までの「滝道」をみんなでハイキングを楽しもうという内容ではありません。
阪急箕面駅から歩いてすぐに、かなり楽な「滝道」とは違って、結構身体に効く、結構「しんどい」整備されたハイキングコースの紹介です。(こちらのコース紹介も合わせてお読みください)
ただ、「滝道」以外のコースは、平日は、ほとんど人に会わないほど人が少ないので、安全のために2人以上でこうでうされることをおすすめします。
歩いてみると、きっと「大阪に近いところで、こんないいところがあったのか…」と気に入っていただけるでしょう。
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箕面の山々は、2018年に大阪地方を襲った台風で非常なダメージを受けて、2024年になっても、まだまだその爪痕が消えずに随所に残っています。
大阪府・箕面市や、山を愛する方々が、ハイキング道を整備していただいているおかげもあって、かなり修復されていて歩くのには危険はありませんが、上り下りにはかなり急なところがありますので、しっかりとした靴と軽快な服装で歩く事を忘れないでください。
春秋の滝風景
箕面の滝・箕面ハイキングは、滝道の往復を歩くだけでは物足らないでしょう。
滝道の往復では、服装は気にすることはなく、スカートでも問題ないのですが、滝道から外れたハイキング道は、「山歩き」用でないといけません。
阪急箕面駅をおりると、ハイカーのほとんどの方は、箕面の滝を目指して歩くのが一般的です。
滝への道は「滝道」と呼ばれ、片道2.8kmで、川に沿って歩くので、アップダウンもそんなになくて、約40分程度で滝に到着しますので、自然を楽しみながらの散策として、それはそれでいいのですが、イマイチ「歩いた」という感じにはなりません。
そこでここでは、2時間程度のコースで、結構息切れがして、さらに、目の前に広がる大阪平野を眺めるなど、「しんどい」けれども、充実感と爽快感が得られるコースを紹介します。
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私が勝手に名付けた、「望海の丘展望台周遊コース」「ハート広場周遊コース」で、ここでは、望海の丘の周遊コースを紹介します。
整備されている「箕面の森」
上のような地図は、箕面ハイキング道の随所に掲示されており、かなり広範囲にわたってハイキング道が示されているのですが、正直言って、行き帰りの交通や時間の制約があって、2時間程度で歩けるコースは限られます。
箕面の山歩きは、電車を利用するのであれば、阪急箕面駅が基点になります。
その他では、千里中央駅を発着する阪急バスを利用する方法を取れば少し広範囲に動けるのですが、休日ハイキングとなると、バスの本数がヒュウ実ダイヤになって制限されるので、かなり周到に計画しないといけません。
ここで紹介する、箕面駅を起点終点とするコースは、望海の丘展望台周遊コースは1時間30分程度、ハート広場周遊コースは2時間30分程度であるきことができるコースですが、きつい登りもあって、歩き終えると、かなりの満足感があります。
ちなみに、私は特に健脚ではありません。 毎回、コンビニで500mlのお茶と、少しのお菓子を買っていって、写真休憩を取りながら、見晴らしのいいところにくればくつろいでいる・・・という歩き方ですので、記事中にある時間は、余裕を持った時間でしょう。
望海の丘展望台周遊コース
阪急箕面駅を出てから「滝道」と案内されている舗装道路を山側に進みます。
「大江戸温泉村・箕面スパーガーデン」→「足湯」→「箕面公園昆虫館」と進み、瀧安寺手前にある、川向右手の「磯よし川床」の先の橋を右手(山側)に渡ります。
ここからがきつい階段の連続
磯よし川床の横から右手の急な階段へ
これまでは平坦な道ですが、ここからは平坦な滝道とはお別れです。 この「紅葉橋」を渡って、きつい階段の登りになります。
展望台まで400m380段と書いてありますが、写真のように整備された等間隔の階段ばかりではありません。 数えながらのぼると、写真で380段とありますが、ちょうど400段ありました。
左の写真は、反対の山からズームで撮影した展望台の様子です。 展望台は、山の中腹(ほぼ最高点)に作られていて、「望海展望台」と名付けられています。
ここから、右の写真のように、正面には神戸の海から関西国際空港方面の海まで見えます。(この日は遠くは霞んで海は見えていませんが、大阪がこんなに広いのか・・・と驚く景色が広がっています)
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上りはじめの「紅葉橋(もみじばし)」から歩いて20分で展望台に着きました。
かなりきつくて、途中、息を整えるのに2回の小休憩をしました。(若い人であれば、休憩無しで登れる距離です)
展望台で休憩して、さあ出発
普通の観光の方は、この展望台から引き返すのですが、ここではさらにハイキングコースに進み、山を登っていきます。
展望台から約10分歩くと、すぐに尾根の最高点に着き、さらに少し進むと、簡易舗装された道に出ます。そこで、その道を矢印のように、右側にとって下りて行きます。
箕面のサルの話
「箕面」といえば、ひところは「箕面の滝」とともに、「箕面の猿」が有名でした。
箕面のサルは、観光客に飛びついたり、食べ物をひったくるなどと悪評が高かったのですが、現在は「自然に返す」取り組みをされていて、人のいる場所にはめったに姿を現しません。
箕面大滝の山側にサルの生活エリアがあり、滝道以外の山野を、早朝にハイキングをしていると、猿の群れが移動する光景にしばしば遭遇します。
現在も、箕面の山には、たくさんの猿が生息しています。
もちろん今は、人に近寄ることもありません。しかし、山は彼らの住処ですから、もし遭遇したときには、やはり、少し怖いので、ここに書いてある「食べ物を見せない・与えない」「近づかない」ようにしましょう。(猿の集団に遭遇すると、集団移動していて、少し怖いので、できれば2人以上が連れそって歩くのがオススメ)
さて、簡易舗装道を下っていくと、右側に「高山道ハイキングみち」の立て札があります。
狭いハイキング道ですが、「箕面の山パトロール隊」と「箕面マウンテンハイク友の会」のみなさんが整備している道で、それを通って山を下っていきます。
右の細い道を下ります。
少し崩落しかけのところもありますが、特に危険なほどではありません。降りる途中に、みのお山荘「風の杜」があり、その横を通って「聖天展望台」に出ます。
聖天展望台
聖天展望台から見る大阪平野
聖天展望台からの景色も素晴らしく、大阪平野が一望できます。
次は「西江寺」を目標に進みます。
ここは聖天さんや大黒様も祀られており、写経体験やヨガ体験なども案内されています。(写経500円 TEL072-721-3190)
西江寺の正面から右手に下ると、滝道に続く道に出ますので、ここから箕面駅にはすぐに到着します。
所要時間は、望海の丘展望台から箕面駅までは約1時間でしたので、箕面駅からの全行程は、休憩を入れて1時間半程度です。きついところは、紅葉橋からの階段のみで、それを頑張れば気持ちのいいハイキングコースでしょう。
ページを変えて、こちらで(自称)ハート広場周遊コースを紹介しています。
(来歴)R6.8月にページ分割。