気晴らしと健康にために大阪箕面(みのお)のハイキング道を歩こう … というお誘いです。
ここでは、箕面の滝までの「滝道」をみんなでハイキングを楽しもうという内容ではありません。
阪急箕面駅からの、かなり楽な「滝道」とは違って、結構身体に効く、結構「しんどい」けれど整備されているハイキングコースの紹介です。(こちらに別コース紹介もあります。合わせてお読みください)
「滝道」以外のコースは、平日は、ほとんど人に会わないほど人が少ないです。
安全のために2人以上で行動されることをおすすめします。
歩いてみると、きっと「大阪に近いところで、こんないいところがあったのか … 」と気に入っていただけるでしょう。
箕面の山々には、2018年に大阪地方を襲った台風被害の爪痕が消えずに残っています。
大阪府・箕面市や山を愛する方々がハイキング道を整備していただいているおかげで、かなり修復され、歩くのには危険はありません。
しかし、上り下りにはかなり急なところがありますので、歩きやすい靴と服装が必須です。

春秋の滝風景
滝道の往復を歩くだけでは物足らない方に
滝道の途中から分岐して、尾根に進むコースの紹介です。このページは、私が勝手に、「望海の丘展望台周遊コース」と名付けたコースの紹介です。
滝道の往復ではスカート姿でも問題ないのですが、滝道から外れたハイキング道は、「山歩き」の服装でないと歩きにくいでしょう。

阪急箕面駅をおりると、ハイカーのほとんどは、箕面の滝を目指して歩くのが一般的です。
この道は「滝道」と呼ばれ、片道2.8kmで、川に沿って歩きます。 アップダウンもそんなになくて、約40分程度で滝に到着します。
でもここは、自然を楽しみながらの散策なので、「歩いた」という感じにはなりません。
そこで、2時間程度のコースで、息切れがする、「しんどい」けれども、充実感と爽快感が得られるコースを紹介します。
目の前に大阪平野を眺めることができるコースです。
私が勝手に名付けた、「望海の丘展望台周遊コース」「ハート広場周遊コース」の2つです。このページでは、望海の丘の周遊コースを紹介します。

「箕面の森」は整備されているけれど不便
上のような地図は、箕面ハイキング道の随所に掲示されています。
かなり広範囲にわたってハイキング道があるのですが、正直なところは、行き帰りの交通や時間の制約で、2時間程度で歩けるコースは限られます。
箕面の山歩きは、電車を利用するのであれば、阪急箕面駅が基点になります。
その他では、千里中央駅を発着する阪急バスを利用する方法だと、少し広範囲に動けます。
ただ、休日ハイキングとなると、バスの本数が休日ダイヤで制限されるので、かなり周到に計画しないといけません。
それに対して、ここで紹介する、阪急箕面駅を起点終点とするコースは交通の問題はありません。
望海の丘展望台周遊コースは1時間30分程度、ハート広場周遊コースは2時間30分程度で歩くことができるコースで、きつい登りもあり、歩き終えるとかなりの満足感があります。
ちなみに、私は特に健脚ではありません。
写真休憩を取りながら、見晴らしのいいところにくればくつろぐ歩き方なので、記事中の時間は余裕のある時間でしょう。
是非トライしてください。
望海の丘展望台周遊コース
これは私が勝手に名付けたコース名です。
まず、阪急箕面駅を出てから「滝道」と案内されている舗装道路を山側に進みます。
「大江戸温泉村・箕面スパーガーデン」→「足湯」→「箕面公園昆虫館」と進みます。
そして、瀧安寺手前にある、川向右手の「磯よし川床」の先の橋を右手(山側)に渡ります。


滝道から分離して、きつい階段を上る

磯よし川床の横から右手の急な階段へ
ここからは平坦な滝道とはお別れです。 この「紅葉橋」を渡って、きつい階段の登りになります。

展望台まで400m380段と書いてあります。 写真のように整備された等間隔の階段ばかりではありません。 数えながらのぼると、ちょうど400段ありました。

左の写真は、反対の山からズームで撮影した展望台の様子です。
展望台は、山の中腹(ほぼ最高点)に作られていて、「望海展望台」と名付けられています。
ここから、右の写真のように、正面には神戸の海から関西国際空港方面の海まで見えます。
この日は遠くは霞んで海は見えていませんが、大阪がこんなに広いのか … と驚く景色が広がっています。
上りはじめの「紅葉橋(もみじばし)」から歩いて20分で展望台に着きました。
かなりきつくて、途中、息を整えるのに2回の小休憩をしました。(若い人であれば、休憩無しで登れる距離です)

展望台で休憩して、さあ出発
普通の観光の方は、この展望台から引き返すのですが、ここではさらにハイキングコースに進み、山を登っていきます。
展望台から約10分歩くと、すぐに尾根の最高点に着き、さらに少し進むと、簡易舗装された道に出ます。
上に行かずに、その道を矢印のように、右側にとって下ります。


箕面のサルの話
ひところは「箕面の滝」とともに、「箕面の猿」が有名でした。
観光客に飛びついたり、食べ物をひったくるなどと悪評が高かったことでも有名でした。
現在は「自然に返す」取り組みをされていて、人のいる場所にはめったに姿を現しません。
箕面大滝の山側にサルの生活エリアが作られていて、早朝にハイキングをしていると、猿の群れが移動する光景にしばしば遭遇します。
人が多くなると住処に帰りますが、現在も、箕面の山には、たくさんの猿が生息しています。
もちろん今は、人に近寄ることもありません。
しかし、山全体が彼らの住処ですから、もし遭遇したときには、やはり、少し怖いです。
ここに書いてある「食べ物を見せない・与えない」「近づかない」ようにしましょう。
猿の集団に遭遇すると、集団移動して少し怖いので、できれば2人以上が連れそって歩くのがオススメです。
これから下るだけです
さて、簡易舗装道を下っていくと、右側に「高山道ハイキングみち」の立て札を山側に入ります。
狭いハイキング道ですが、「箕面の山パトロール隊」と「箕面マウンテンハイク友の会」のみなさんが整備している道です。
それを通って山を下っていきます。

右の細い道を下ります。
少し崩落もありますが、危険なほどではありません。
降りる途中に、みのお山荘「風の杜」があり、その横を通って「聖天展望台」に出ます。

>>聖天展望台
<br class=”yoast-text-mark” />>聖天展望台から見る大阪平野
聖天展望台からの景色も素晴らしく、大阪平野が一望できます。
次は「西江寺」を目標に下っていきます。

西江寺は聖天さんや大黒様も祀られており、写経体験やヨガ体験なども案内されています。(TEL072-721-3190)
西江寺の正面から右手に下ると、滝道に続く道に出ます。
ここから箕面駅にはすぐの到着です。
所要時間は、望海の丘展望台から箕面駅までは約1時間でした。また、箕面駅からの全行程は、休憩を入れて1時間半程度でした。
工程できついところは紅葉橋からの階段のみです。
それを頑張れば気持ちのいいハイキングコースでしょう。
ページを変えて、こちらで(自称)ハート広場周遊コースを紹介しています。
(来歴)R6.8月にページ分割。 R7.12月確認

