豊中キャンパスの、どこに「あるある」テストです
大阪大学豊中キャンパスには「浪高」という文字が散見しています。これは大阪大学の前身の大阪府立浪速高等学校(1926年昭和元年設立)のことですが、その本館跡が大阪大学会館(昭和4年竣工・平成23年改築)となって残っていますし、大阪帝国大学時代の名残が唯一残っている建物には、マチカネワニなどが展示されている総合学術博物館(平成14年改装)があります。
このように、大阪大学豊中キャンパスの歴史をたどれば、面白い話題や見どころもあるのですが、ここでは、学内を歩いていて、ちょっと気づくところを写真に取りましたので、それがどこにあるのかをクイズ形式にしてみました。キャンパスに行く機会があれば、どこにあるか、探してみてください。
在校生、卒業生のみならず、大阪大学を志望する方も、ミニ知識として知っておくと、何かの話の種になるかもしれません。(写真の多くは2022年1月に撮影しています)
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まずはキャンバスの地図を見てください。
豊中キャンパスの出入り口は、6ヶ所あります。警備員がいる、正門と石橋口ゲート以外は、しっかりした「門」ではなく、どの入口からも、一般の人も自由に出入りできます。
徒歩では、駅に最寄りの石橋口と柴原口からの利用者がほとんどです。 また、自動車は、正門から入出場出来ます。
これが6ヵ所の出入り口写真ですが、利用者数や通行量で見ると、東口利用者はパラパラで、北口、刀根山口の利用者はまばら・・・という状況で、多くの学生さんは、石橋口、柴原口からの出入りがほとんどのようです。・・・ですが、さて・・・
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問題① 謎の出入り口を知っていますか?
しかし、地図にある6箇所の出入り口以外に、地図には示されていない出入り口があるのですが、その一つがこれです。
謎の出口
写真の手前が構内で、この、南向きの入り口は待兼山町に出られるように設けられていますが、しかし、ここから出ても、特に行き先は何もないところなので、出入りする人もほとんどありません。この出入り口はどこかわかりますか?
答えは末尾の地図に。
その他にも、地図に書いていない、ほとんどの方が気づかないような出入り口があります。末尾に記事を追加しています。
問題② これは何でしょう
これは何?
学内にこのようなもの2つが、どーんと置かれています。
ナンバープレートがあって車輪があるので自動車のようですが・・・。これが何なのかという正解は私にはわかりませんが、モザイクを掛けた部分に「大阪大学体育会航空部」と書かれています。航空部が所有する、航空機に関係するものなのでしょう・・・。
この場所はあまり人通りのない場所です。どこかわかりますか? この場所の位置は末尾に。
これが置いてある場所は、上の、待兼山町への謎の出口①付近にある、「航空部の部室」付近ですが、何と、少し小ぶりで、よく似た形のものがもう1台、部室横にも置いてありますので、これは航空部の重要装備品なのでしょうが、さて、何なのでしょうね。
興味があれば、航空部に問い合わせくださいね。
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問題③ 知静堂とは・・・
知静堂はどこ?
知静堂は、体育会弓道部の「道場」の名前です。
学生会館横に、下の写真のように小さな「弓道部」の看板表示があるので、北側の坂を登っていくと、学生会館北門を出てすぐのところに「知静堂」があります。
弓の的もあるので、たしかに弓道部のようですが、人の気配はまったくありません。
確かめてみるといいでしょう。さて、この知静堂の場所はわかりますか?
問題④ 2ヶ所あるシェアサイクルステーション
豊中市では、シェアサイクルの普及に力を入れていて、実験段階ですが、大阪大学には、3ヶ所のステーションがあり、構内には下の2ヶ所が自転車が借りられるステーションがあるのですが、どこにそれがあるのか、知っていますか?
右はメイン通り(銀杏通り)から見える場所にあり、左は意識していないと見逃してしまう場所にあります。
ちなみに、このシェアサイクルは電動自転車で、WEB登録してスマホで利用できます。15分70円、12時間1000円。
問題⑤ マチカネくんマンホール蓋の展示場所
1964年に、理学部の、約40万年前の地層から、体長が7mと推定される「マチカネワニ」の化石が発掘された場所に、下のような「発掘の碑」が設置されています。また、総合学術博物館にはその復元骨格模型なども展示されています。
さて、豊中市のマンホールの蓋にはマチカネワニを図案化した「マチカネくん」のキャラクターが描かれていますが、私が調べたところ、その見本は、学内の2箇所に展示されていて、1箇所は、上の「発掘の碑パネル」横(正門から入った、銀杏通り右側の理学棟前)にあるのですが、もう1ヶ所に、ふたの見本とそれを紹介する場所があります。
それが、下の写真ですが、この場所はどこにあるでしょう。
蓋の展示場所は?
問題⑥ この小部屋は数少ない喫煙所です
喫煙者専用ルームのようです
この小部屋の前には、喫煙マナーを守りましょう・卒煙支援ブース・喫煙場所・ありがとうきれいな空気・お静かにお願いします・・・などの張り紙があります。
そして、キャンパス内には「喫煙は卒煙ブースで・・・」と案内されているのですが、どうも、これが「卒煙ブース」のようです。
つまり、「喫煙ルーム」のようで、要するに、ここ以外ではタバコを吸うな・・・ということのようです。
その他の「卒煙ブース」があるのかどうかは、建物に立ち入らないので、私は知らないのですが、この写真のブースはどこにあるのか知っていますか?
そして、実際にこのブースの前に立って、表示や張り紙を読んでみると、一貫性のない、違和感のある内容に苦笑してしまいます。ぜひ前の張り紙を読んでみてください。
タバコを吸わない人は、これには気づかないかもしれません。木の茂みの中にあるのですが、これがある場所はどこでしょうか? 回答は末尾の地図に。
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問題⑦ 南部陽一郎ホールの場所はどこ?
南部陽一郎ホール
2108年にノーベル物理学賞を受けられた南部陽一郎さん(2015年逝去)の業績をたたえて作られた250人程度が収容できる講演ホールですが、大学院理学研究科J棟の2階にあります。
さて、これがある場所はどこなのか、ご存知ですか?
問題⑧ この「青春の像」はどこにある?
青春の像はどこに?
これは、下の写真の、学生会館横にそびえるように設置された「旧制浪高学生像・友よ我らぞ光よと」ではありません。
これは大学会館横の「浪校学生像」です。
問題にしている、青春の像は、あまり人が立ち寄らない、「大高の森」の中に設置されています。
「大高」は旧制の大阪高等学校のことで、この「大高の森」は正門から入ってすぐの左手(西側)にあって、いくつかのモニュメントなどもあります。
大高の森や青春の像はどの場所にあるのでしょう?ご存知ですか? ちょっと寂しい場所なので、女性一人の探検は、やめたほうがいいでしょう。
問題⑨ これは何をするもの?
これは何?
これは60万ボルトの高電圧発生装置・・・との案内板があります。また、この写真の横にはサイクロトロンの励磁コイル部分も展示されています。
これも何?
これらが展示されている場所はどこでしょう?
これらは現代の物理学の基礎を作ってきた機器類ですが、間近に見ると、昔に有名になった「世界第2位ではイケナイのですか・・・」という、なんとも哀れな政治家の言葉が蘇ります。
1位を目指さないと、先がない科学分野なのですが、総合学術博物館にも「コンピュータの黎明期」などの興味深い物理関係の展示があります。(展示内容は、変わります)
機会があれば、日本の物理学や先人の素晴らしい業績に出会ってみるのはいかがでしょう。
総合博物館の入館は無料です。余談ですが、館内のカフェのソフトクリームがシンプルで美味しいので、ここにもお立ち寄りを・・・。
問題⑩ この石はどこにもあるようですが・・・
趣のある石
これは浪高庭園の横にあります。通り過ごすと普通の石ですが、眺めると、実にいい趣があります。
「浪高庭園」は旧制浪速高等学校の創立50周年記念で同窓生の出資で作られた庭で、いくつかのモニュメントが置かれて、少し芸術感がある場所ですが、これらのある場所はどこか・・・わかりますか?
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問題 番外⑪ タケノコ採りをする、ここはどこ?
管理竹林
時期が来るとタケノコ採りイベントがあるようです。・・・が、この場所は、学校が住宅に接している場所なので、普段は通ることが少ない場所と思います。さて、この竹林の場所はどこでしょう?
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以上10+1の場所をクイズ形式で紹介しましたが、普段何気なく通っているところでも、気づかなかったり、また、キャンパス内は結構広いので、知らない所も多いかもしれません。
これら紹介した場所は、独り歩きは危険・・・とも思える寂しい場所が多いのですが、もし興味と時間があるようでしたら、ぜひ、その場所を探して訪れたいただくと、新たな発見や感動があるかもしれません。
以上の答えを地図上で示しておきます。興味ある方はぜひ訪れていただきたいと思います。
【追加】最初にキャンパスの出入り口を紹介しましたが、①の他にも、キャンパスに出入りできるところがあります。
大阪大学は、浪高時代以降、キャンパス敷地を拡張して現在に至っていますので、周辺には民家等もあり、生活道路があったので、現在もその名残があります。
学生等の関係者で出入りする人はごく少数ですが、私がチェックしたところ、ここで問題にした①番は、結構しっかりした出入り口ですが、それ以外は???という感じの小道で、①を含めて計5ヶ所のキャンパス内に通じる道が見つかりました。それを紹介しておきましょう。
以上です。
(来歴)2022.1文章作成 R4.2見直し 最終R5.9月誤字脱字の見直し