こちらのページの疑似4chの10種類から気に入った2種類(下の3aと3b)を切り替えるスイッチを自作しました。
「いい音」というのは、(何度も書いているのですが)個人の好みですから、人によってどれがいいのかは異なります。だから、これを勧めているのではなく、こんな方法がありますよ … というように使えそうなら参考にしてください。
図の FL=フロント側左、FR=フロント側右、RL=リアー側左、RR=リアー側右 のスピーカーです。 そして、上段(0a~3a)と下段(0b~3b)はリアー側のスピーカーの極性を入れ変えただけのものですが、これだけでも音が変わりますので、自分のリスニング環境で気に入ったものを選ぶようにしたらいいでしょう。
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最終的に採用したのはこの2種類の回路
私が音楽を聴いている感じでは、「3a」は自然な残響が加わった感じで、「3b」はそれに少しサラウンド感が強くなる感じです。 これは、聴く人によっても、また、聴くソース(音楽)によっても違うので、あくまで私感です。
そのたびに配線替えをするのも大変でしたから、簡単に切り替えられるスイッチボックスを自作しました。
こんなスイッチボックスを作りました
これはiPhoneSEを購入した時の紙箱に、スイッチ(ON-OFF用と切替用)とスピーカ端子(4個)を取り付けて配線しただけの簡単なものです。
紙箱といってもしっかりしており、紙なので加工も簡単です。
ここでは、4回路3接点のスイッチを利用しています。
一般的な2回路3接点のスイッチ2個を使ってもいいのですが、切り替え時に短絡させるのを避けるために、4回路3接点のスイッチを使ったのですが、それについて簡単に説明します。
4回路3接点のこのトグルスイッチは12個の接点があり、倒した側のどちらかがONになるタイプです。
これを使ってワンタッチで一気に切り替えるのですが、一筆書きの要領になるようにして短絡を防いで切り替えられるようにしています。
写真の左側スイッチはリアーをON-OFFするためのスイッチで、見栄えを考えて、同じスイッチを使ったのですが、これは1回路2接点の「普通のON-OFFスイッチ」でも問題ありません。
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また、Amazonのページで見ると、4回路3接点スイッチで中立のついた「ON-OFF-ON」タイプもあるので、これを使うとスイッチ1つで済みます。
スイッチとSP端子の部品代は計1000円以下ですから、Amazonを参考に、気に入るものを探すといいでしょう。
私の購入した部品例
→ 各種トグルスイッチ(Amazonのページ)
→ 各種スピーカーターミナル(Amazonのページ)
穴あけドリルで上蓋加工を、そして、カッターナイフで下蓋に端子や配線を避け切り込みを加工しました。 そして、スピーカ端子の固定はゼリータイプの瞬間接着剤を使い、万力で半日固定してしっかりしたものができました。
肩の凝らない残響感がいい
このスピーカーマトリクス4chにするまでは、下のアコースティックプロセッサーXP-A1000という機器を使って気に入った残響をつけて聴いていたのですが、CDの録音の仕方でかなり音の雰囲気が変わるので、機器は高価だった割にはしっくりこなかったのですが、スピーカーマトリクス4chにしてからは、むしろ音の自然さが出ましたし、また、CDを選ばない感じなので、この機器は使わなくなりました。
音楽は気持ちをリラックスさせてくれますので、自分の好きな音を探して楽しものは大切なことです。お役に立てるところがあれば参考にしてください。
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