全くの未経験者に電子工作をやってもらおうと電子工作実習を企画して実施した内容です。
基礎知識のために座学なども必要ですが、時間に制限があるし、若い人の多くは基礎理論や計算の座学を嫌がります。
そして、電子工作実習も、企業の行うものなので、家に持ち帰っての宿題も無理ですから、独自の実習内容を考えました。
「電子工作キット教材」を購入するのが手っ取り早いやり方
「電子部品の種類などを一通り知ること」「はんだ付けをすること」「テスターを使うこと」「オームの法則などの最低知識を確認すること」などを短時間にできる、ADOWINさんが発売している「キットで遊ぼう電子回路vol.1」を使って基礎的な実習をすることにしました。(最新のものは、テキストがpgfファイルになっています)
![]() |
新品価格 |
時間の制限があるので、今回は1部分だけの使用だけでしたし、予算のこともあるので Vol.1 を2セット購入して、2班に分かれて、テキストに沿って進めてもらうという方法で、さらに、出来てもできなくても、3時間で下のステップ7まで進んでもらうことにしました。
ここでは詳しい内容は紹介しませんが、このキットを使うと、電子工作に必要な基礎の基礎で抑えておくべき内容が分かるようになっています。
テキストの書き方がいいので、時間をかけてこのVol.1をじっくりやってみると基礎が学べる内容になっていますから、個人で初歩の知識を得るには、このキットはよくできていると思います。

電子工作を学べる教材は意外に少ない
「電子工作」をWEBで検索すると、いろいろなキット類が販売されているのですが、ただ、ほとんどのものは、説明書に沿ってはんだ付けをしていくだけのもので、例えば、プラモデルを組み立てるような感覚のものです。
これも、面白いことは面白いのですが、全く電気や電子を知らない人は、はんだ付けに終始して、「何も考えないままに組み立てるだけ」で終わってしまうと思いました。
そこで、見つけたのが、 ADOWINさんが発売している「キットで遊ぼう電子回路」のVol.1 です。
テキストが付いていて、解説もうまく書かれています。

このときに使った古い外装のキット
このキットのパッケージもテキストも変わっていますが、Amazonなどでも入手できるので、チェックしてみてください。(下の画像からリンクAmazonのページにリンクしています)
|
キットで遊ぼう電子回路シリーズ(01) 楽しく始める電子回路入門教材の決定版! すぐ始めら 基本編 vol.1 価格:3740円 |
このキットには、テキストにある必要なパーツ類の一式が同梱されており、オームの法則なども、手を動かしてわかるようにまとめられています。

Vol.1にはこれだけの部品が同梱され、「はんだ付け」「テスターの使い方」「LEDを点灯」などが実習できます。
もちろん時間が少ないので、途中までしか進めませんでしたが、このVol.1で、整流回路、論理回路、CR回路などの電子回路の基本的なものを学べるように、うまく考えられて作られています。
現在販売されているこのキットシリーズは新しい装丁に変わっています。
【参考】市販の工作キットもおもしろいですが…
楽天やアマゾンでも面白そうな電子工作キットが販売されています。 自分でやってみると面白そうなものが安価な価格で販売されています。興味があれば、目を通しておくと、面白いです。
実は、教師役の私自身も「ハンダ付け」から遠のいていたので、実習生に実習してもらう前に、はんだ付け箇所の多そうなオシレーターキットなど3種類を自費で購入して、事前のはんだ付けの練習をしています。
下のキットですが、200ヶ所以上のはんだ付けを正確に行わなければならないので、これで充分、「はんだ付けの練習」ができます。
今回の実習では、はんだ付けの上手い下手は関係なかったのですが、電子工作には、はんだ付けは重要です。
私も、下の写真のようなキットを組み付けたのですが、3つ購入した2つが、1回目の組付けでは、うまく作動せず、全部のはんだ付けをやり直して、ようやく作動した … というほどに、はんだ付けは難しい重要な技術です。
はんだ付けの難しさを改めて思い知らされたのですが、同時に、「安価でうまくまとめている…」というキットですから、個人で電子工作をやろうという方は、はんだ付けの基本習得のために、このようなキットを購入してみるのもいいと思います。
もちろん、実習用の教材に使うのは役に立たない感じです。
もちろん、安価なキットですが、正常に作動するように作られているので、動かなければ「はんだ付けのマズさ」がわかるものです。

→はんだ付けの練習になる電子工作キットを探す Amazonのページ
電子工作に必要な道具と部品の購入体験の話
「キットで遊ぼう電子回路」には、下のようなものを別途用意するように と紹介されています。

必要な工具など
もちろん、ここには書いていませんが、テキストにはテスターを使っての作業があるので、テスターも準備する必要があります。
そこで、この実習だけの短期間の使用のために、道具類では、①はんだ付けセット ②ラジオペンチ ③テスター を近くのホームセンターで購入しました。
それ以外は、自分で持っている文房具類(はさみ、カッター、セロテープなど)を使うようにしました。
数回の使用ですから、再安価品を購入したのですが、安いものでも充分です。
30Wはんだセットが1200円、ラジオペンチ200円、テスター1200円程度でした。
100円ショップやWEBを利用すると、もっと安価にそろえることができますが、ここでは、購入体験をしてもらうために、「購入体験」を実習に組み込みました。
ホームセンターの工具類売り場購入が初めてという人もいました。
また、はんだごてやテスターを使ったことのない人が半数いましたから、買い物経験は役に立ちました。 工具売り場全体を回ったところ、物珍しいのか、みんな、結構楽しんでいましたし… 。
次のページは、LEDを点灯させる内容です。 → 次のページへ
(来歴)R5.2月に誤字脱字を含めて見直し。 R7年6月に全面書き換え R8.7月に見直し


