大阪府豊中市北部の宮山地区にある「春日神社」
自家用車では、大阪中央環状線の桜の町(北・南)交差点から、府道43号を北へ進み、数分程度走ると、西側(北進して左側)にある立派な神社です。
本殿は、令和5年に修復されて新しくなっています。
春日神社の駐車場は30台ぐらいは駐車できる広さがあり、今回の整備で違法駐車防止で20分以上の駐車は有料化されましたが、祈祷などで時間がかかる場合は免除されます。十分な広さがありますので、車での参拝も問題ありません。
結構広い敷地の、見ごたえのある良い神社です
裏山につつじ園があり、その管理もされています。
拝殿左手の鳥居から階段を40段ほどを上がると、いろいろな神様がお祀りされています。
きれいなトイレもあって、気兼ねなくお参りができます。
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駐車場は充分な広さで、周辺にも、コインパーキングもあります。「豊中市宮山町 コインパーキング」などで駐車場検索してください。→駐車場予約サービスakippaで周辺駐車場を探す
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つつじ園もおすすめ
このつつじ園は、春の4月初旬に、開花時期(開園時期は、桜の開花より少し前で、事前に案内されます)にあわせて、一般公開されて入園できます。
神社は、正月には、例年のように混雑します。遠くに見える奥の本殿まで行き着くのに30分近くかかりました。
これはR5年の1/15の「どんど」の様子ですが、残念ながら、R6年からは、近所への配慮もあって「中止」になりました。御札などは返納できます。
御札やお守りなども販売されます。
毎年書き換えられるかわいい絵馬(これは丑年の絵馬)
この春日神社は、小さな村の鎮守さん程度に思っていたのですが、毎年のお正月には写真のように、参道の端まで人が並ぶ、人気のある神社で、参拝の人の多さにびっくりします。
鳥居に行きつくまで、かなり時間がかかり、さらにお参りするまでも、大変なくらいにたくさんの方が参拝されます。
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興味深い「薬師(やくし)井戸」
「手水」は入ってすぐ右側にありますが、それとは別に、本殿手前左奥に「井戸」があって、この井戸は「由緒ある井戸」です。
案内では、”奈良の春日大社の神の使いとしてやってきた「神鹿」が怪我をして衰弱していたところ、この井戸に入って体を癒したので、ここから「病気が治る井戸水」と言われたとあります。
さらに、「1573年まではここに浴室があって病を治す人が群れをなしていた」とも書いてあります。
それ以降も、この水は「ご神水」として飲まれていたらしいのですが、現在は、飲まないようにと書かれています。 ただ、その内容が意味ありげで、神妙な書き方をされているので少し紹介しましょう。
このような、含蓄のある書き方で、私は次のように解釈して読みました。
「裏山に家がたくさん建ってきて、由緒ある井戸の水も汚れてきているのは確かで、その住人たちに文句を言っても始まらないでしょう。しかし、いろんなところで『不衛生な水を飲むな!』というようなことが言われていることも耳にしますし、普段からも、神社を訪れる人から、この井戸に対して「衛生面はどうでしょうかねぇ・・・」などと言う人も出てきているようです。
だからと言って、神社としては、お金を出してまで管理するつもりも全くありませんし、さらに、つべこべ言われるようなものでもないので、そこまで面倒を見ることも出来ません。
だから、もしも何かの問題が起きて騒ぎにでもなったら神社としても嫌なので、ともかく、飲み水として持って帰らないようにしてくださいね」・・・
というような感じのことがかかれているのでしょうか。 皆さんはどのような意味合いで、これを解釈されますか?
ともかく、霊験あらたかな井戸ですから、神社に行かれた折は、ぜひ、この井戸をご覧ください。
普段は静かな神社です
お正月とお祭りなどの祭事のあるとき以外は参拝者が列をなすこともありませんが、普段でも地元の方などがお参りされています。
参道の松はきれいに手入れされていますし、桜の季節にはきれいな桜が咲き誇ります。また、神社の裏山のつつじ園も期間限定で開園されます。
このように、ローカルな場所にある神社ですが、騙されたと思って、思い出していただいたときによっていただくと、きっと気に入っていただけると思います。
ぜひ春日神社を訪ねてみてください。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を含めて見直し。 最終R6.6月に確認