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白内障の手術は迷っていないで、思い切って受けたほうががいい

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眼科医や専門家が書いた「白内障」の治療・手術の記事はたくさんありますが、実際に手術をした患者側の人が書いた記事が少ないので、手術に不安がある方への参考になるように紹介します。

白内障と診断されてから、手術して安定するまでの私の経験談で、医師から指示されること、かかった費用なども紹介していますので、少し長い文章になりましたが、サラッと読んでいただくといいでしょう。

私の場合ですが、夜景が見にくくなって眼科を受診したところ、医師から「早く白内障手術をすることを勧めます」といわれ、すぐに手術を受けました。当時68歳。

手術を受けるとよく見えるようになって、世界が変わりますから、見えにくいと感じたら、眼科の受診を早めることをおすすめします。

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急に白内障が進みました

見えにくいと自覚すると、さらに急速に目が疲れて「かすむ」ようになりました。

右目が「効き目」で、その右目の白内障が進んだので急に見えにくくなって眼科を受診したのですが、医師によると、人間の目は「見えていないところを避けて見ている」ので、目をきょろきょろさせていれば全体が見えるようになり、見えにくくなっていることに気づきにくい … とのことでした。

つまり、片目ずつ凝視すると、明らかに見えにくくなっているのがわかりますので、片目ずつ、見え方をチェックすると良いでしょう。

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見えにくくなったら白内障はかなり進行しています

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診察時に、眼底検査や角膜検査をして、自分の水晶体の濁り具合の検査写真を見せていただくと、目の全体が濁っているのではなく、下の写真のように、縦スジのような濁りがあり、これが私の白内障の状態だったのです。

人によって違いますが、私の場合は、黒目の全体ではなく、黒目の一部だけが曇っていて、見る対象物がその曇っている部分にかかると見えないのですが、曇り部分にかからなかったり少し斜めの位置ではそこそこ見えるので、眼科にいかなかったのですが … 。

白内障の目 WEBより 白内障の場合の例

「黒目」が濁るのが白内障で、この状態では、そこそこ見えていても「白内障の手術をおすすめします」という医師の診断になりました。

白内障のイメージ

私の場合の黒目の状態は、上のような「濁り箇所にムラがある」状態で、目を動かせば、視力通りに見えます。

つまり、視力検査値は、もっともよく見えている数値ですから、それをもとに判断してはいけません。

(注)この写真は、先生に見せていただいた写真をもとに、WEBにあった目の写真を加工したもので、実際の画像ではありません

左目は、中心部に白濁がかかっていなかったのでよく見えていたのですが、医師は、「目の中央に白濁がないだけなので、両目を手術したほうがいい」という診断でした。

 

手術まではマニュアルに沿って進むだけ

個々の医院によってやり方は異なるでしょうが、参考に、私の場合を紹介しておきます。

注意事項については、事前に詳しい説明を受けます

手術後は、医師の許可が出るまで1週間以上、洗顔・洗髪・運動ができません。片目を手術後、2週間後に反対の目の手術をします。

私の医院の場合は、手術日の週は毎日通院しなければならないこと、仕事や運転は指示があるまでできないこと、そして、両目を合わせると、約1か月間は不自由な生活になること、手術日には誰かの付き添いがあるほうがいいといわれたこと……などの説明があって、そして、予定日が決まりました。

会社の都合や予定があれば、それを含めて予定を立ててくれます。

手術日までの準備など

初診後に、手術までに、 ①視力や眼底の検査、 ②採血による検査、 ③手術の説明や同意書へのサインをします。

会社への休暇届や近い友人への連絡なども、計画的に済ませておきます。

私の場合は仕事を休めなくて、診察日以外は出社したのですが、実際に片目を手術すると仕事はうまくできません。それが3週間にも及び、かなりハードでした。

だから、できれば早めから計画しておいて、できるだけ出社しなくてもいいように、また、できれば、休めるのならば休むようにしたほうが無難です。

購入したり準備するものは指示されます

手術日までに、保護メガネの購入、目の周りを拭くための清浄綿の購入、当日洗顔用のタオルの持参などの病院からの指示がありました。

保護メガネは、1ヶ月程度しか使いませんので、花粉防止用で1500円のものを購入しましたが、Amazonでもおしゃれなものがありますし、ダイソーさんでも販売されています。

私はこれを普段の防塵用に使っているので無駄ではないのですが、かっこいいのも安価で販売されていますから、気に入ったものを探しましょう。

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日帰り手術なら、どなたかに付き添ってもらうのが安心

手術日の帰りは片目の状態になります。私は強度の近視なので、眼鏡がないと0.01の視力でしたので、妻に付き添ってもらいました。

手術時間は、正味10分程度です

手術は一人づつ順送りの流れ作業で行われていて、手術室からは、前の方の説明なども聞こえ、それで、なんとなく自分のことがわかって、心配になることはありませんでした。

手術室に入ると、看護師さんが誘導してくれ、医師の指示に従って手術台に上がり、目の周りの消毒 → 目の洗顔 → 手術 と進み、手術する側の眼に片目の開いた手術マスクをつけられてしまうと、周りが何も見えなくなり、まな板の鯉状態です。

手術中は、医師が穏やかに指示を出す声と、それにこたえる看護師さんの声を無意識に聞きながら、指示されるまま、明るく光る1つの光を見ているだけです。

その間に、目に水を流したり、目の周りを押さえつける感じやチクッとする痛みを感じます。

そこそこ麻酔がきいており、眼を突き刺されているのですが、飛び上がるような痛みや恐怖感はありません。

ともかく、全く見えないので、何をされているのかも分かりません。機械から聞こえる電子音楽のような音に気をとられていると、約10分ぐらいで手術完了です。

手術後は?

眼帯をして帰宅 カッペという保護具
固定用のカッペ

このように眼帯をされた状態で手術室から出てきます。ガーゼの上から「カッペ」という保護板で固定されていました。

この状態のまま、翌日早朝の診察で手術の状態を確認してもらうまで、固定したままです。

片目なので、当日、家に帰ってからが大変ですが、なにもせずに、半日間おとなしくしているのがいい というのが正解でしょう。

手術の翌日以降はスケジュールに沿って

翌日に、通院で、手術した目のテープを医師にはがしてもらうのですが、眼帯をとった瞬間に、世界が光り輝いて見えると言っても過言ではないほど、素晴らしい一瞬を感じます

片目の5mの仮視力は 0.7~0.8程度でした。

でも、反対の手術をしていない目は(元々が近眼で)霞んでいて、0.01程度の裸眼視力なので、手術した目のほうだけがよく見えるという変な見え方です。

しかし、私のように視力が極端に異なっていても、手術したほうのよく見える片目だけで問題なく歩けます。

このように、極端に生活に支障があるのは、手術当日だけで、次の日に眼帯が外れると、「手術した方の目で見る」ことに慣れてきます。

ともかく、この手術直後が重要で、目に細菌が最近が入ったり、圧力が加わったりすると取り返しが付きませんので、医師の指示は絶対厳守です。

そして、手術の1週間後に視力検査をして、問題なければ、入浴なども普通になり、そうなると、翌週には、反対の目の手術になります。

視力が安定するのには1か月程度かかると言われましたが、1週間程度で安定し、0.6~0.7に落ち着きました。

処方された目薬がなくなるまで、点眼は3か月程度続けます。

両眼の視力が安定すると通院はいったん終了です

その後の指示される間隔での通院で定期的に視力検査が行われて、1週間程度すると、5mの距離での視力は両目ともに 0.6~0.7 になって落ち着きました。

眼鏡をかけると、両目で 1.2~1.5程度 になり、夜のドライブも明るく見えるので、以前の度の強い眼鏡とは違って、運転が非常に楽ですし、見える範囲も広がって、安心して運転ができます。

手術に関するいくつかの点を紹介します

眼科では、手術することが決まれば、いろいろな手術前説明がありますので、ここでは、私の例を紹介します。

白内障用のレンズの種類を聞かれます

まず、健康保険非適用の2重(多重)焦点のレンズを入れるかどうか … という選択があります。

即答は不要で、WEB情報などを確認して決めればいいのですが、WEBの情報もばらついています。

おおむね、普通レンズに対して3倍の金額がかかることや、使用感などの事前情報を得ておいて、どうするかを決めておくといいでしょう。

私は遠近両用のメガネも未経験で、多焦点レンズの良否の判断はできませんから、保険適用の普通レンズにしましたが、保険適用のレンズでも、全く快適そのものです。

WEBには多焦点レンズを実際の使用した人の情報が少ないようですので、もしも自分で判断しにくいようなら、普通レンズで良いと思いますし、ほとんどの方が普通レンズです。

同日に13人の方が手術を受けたのですが、その中で1名だけが、その高価なレンズにされましたが、この方は手術保険に入っていて、それを使って手術を受けられたのですが、高額の特殊レンズにしたい場合には、この方のように、お金の準備なども計画しておくことも必要でしょう。

かかった費用は・・・

2017年の例ですので、参考程度にみておいてください。

保険適用の普通のレンズの私の例で言うと、通い始めから手術や薬代など(交通費等は除く)3ヶ月検診までの全支払い費用は、3割負担で、私の場合は両目で12万円弱の費用(実費)を支払いました。(うまく、月内に収まるように手術日が合えば、高額医療適用で、いくらか返還があるのですが、私の場合は2ヶ月にまたがったので適用外でした。これも計画しておくのがいいでしょう)

片目手術日の当日には、4万円程度の支払いが必要で、上記はすべて3割の保険適用後の金額を足したものですが、大きい支払い金額等については、病院から事前の説明があります。

手術後の見え方ですが・・・

さて、術後の見え方ですが、私の眼科の場合は、手術前に「手元は30cmぐらいから見えますが、遠方はちょっと見にくいかな?・・・」というように、先生から事前に説明がありました。

私も、室内重視の見え方が希望でしたし、そのとおりになっていて満足しています。

病院によっては、裸眼焦点を遠くに合わすところや、私のように日常生活の重きをおくところだけでなく、焦点距離調節に患者に耳をかさないところもあるようですので、事前の診察のときから、それを確認しておいて、もしも自分が納得できなかったら、それからでも、別のところに、病院を変えるぐらいでいるほうがいいと思います。 1回しかない手術チャンスですから。

ちなみに、私の義理の父は、医師の指示で手術後の視力は1.5になるようにしたようですが、3ヶ月ほどは「見えすぎて目の芯が痛い」と言っていました。

しかしそれ以降は慣れてきて、室内では新聞などは眼鏡を使用することで問題なく、これもやはり満足していると言っています。

要は、医師の説明に対して、自分がしっかりと、その状況をイメージすることが重要だということになります。

焦点を遠くに合わせるレンズにすると、近くを見るための老眼鏡が必要になりますし、そして、近くに焦点を合わせると、近視用眼鏡を常備する必要があります。

私の場合は、ゆるい近視用のメガネを運転時だけ使用していますが、外での仕事でも、室内でも、メガネ無しで普通に生活していますから、私の場合は先生に大感謝です。

手術後の見え方や目の状態は5年以上経っても変わっていません。

もともと強度の近眼だったので、見えにくいと目を細めてしまったり、メガネのところに無意識に手をもっていく癖があったのですが、そのような動作がなくなるまで約3年かかりました。

手術後はよく見えるのですが、戸外の眩しさはどうにもなりませんので、私は「UVカット+ブルーライト30%カットの、度の入っていない眼鏡」を常用しています。

Amazonや楽天などでもおしゃれで安価なものがあるので、探してみてください。

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サプリメントなどよりも根本解決を

「目を大切に…」という意識は誰も持っていますので、①紫外線が目の老化を早めるとか、②「ブルーベリー」「ルテイン」などの目に効果的 ③高価な目薬がよさそう などと考えがちですが、白内障が原因なら何よりもまず、手術を考えるのがいいと思います。

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私は全く薬やサプリメントは考えなかったのですが、見えにくいままでいるのは不快感が伴いますので、サプリメントは精神的、気分的にはいいのですが、手術をしない限り、それらでは根本解決にならないこともあわせて考えておきましょう。

こちらの楽天のページでは、いろいろな目のサプリメントが紹介されています。

手術前には市販の目薬をたえず使用していたのですが、手術後には市販の目薬もほとんど不要になりましたから、「原因をもとから断つ」ことが先決と考えるほうが絶対の得策でしょう。

ほとんどの人が白内障になるので事前検討を

白内障手術をしてからは目の疲れは感じません。今から考えると、手術したことは「○」です。

もちろん、白内障手術の費用や仕事を休まないといけない などの、手術前後の不自由さがありますが、多くの人がいつかは通る道ですから、思い悩むより、手術する価値が充分あります。

早くから、手術に備えたイメージを持っておくといいと思います。

手術の危険性でいえば、失敗例は1万人に1人と医師が言っておられましたので、危険性はゼロではないのですが、手術をしなければ、通常でも不便の状態なのですから、必要となれば、恐れないで手術を受ければいいと思います。

白内障で困っている方で手術を心配する方もおられるでしょうが、ともかく、ためらわずに眼科医の門戸を叩くことをおすすめします。

長い文章になりましたが、白内障の手術をしようかどうかを迷っている方に、安心して手術を受けていただくよう後押しできれば幸いです。


(来歴)2017年7月記事作成。 2021年8月1記事に集合し、全面見直し   R8.4月に確認