シニアでも単身で英語留学できますよ・・・という話

67歳になって、フィリピンの英語学校に単身で短期留学をしました。

63歳で、ボケ防止で「英会話」を始め、オンライン講師のすすめで、1年がかりで計画して、4週間、マクタン島の英語学校で学びました。

誰でもできるものではないけれど

もちろん、1ヶ月留学とはいえ、誰もができないものなので、そのあたりの話から・・・。

サラリーマンなど定職がある人は、会社の要請でもない限りは、1ヶ月休暇は無理でしょうから、1ヶ月以上休みが取れる、若い人かシニアなどの特殊な方に限定されるかもしれません。

私は、定年延長雇用で働いていて、40日の有休があったので、長期計画を立てて実行しました。

もちろん、オンライン講師以外とは英語では話せませんでしたし、また、資金も1から準備しましたので、それらも合わせて紹介します。

そして、この内容は、2018年のセブ空港のあるマクタン島の話です。 現在もオンライン英会話を続けていて、その講師と話していると、セブ空港も新しく生まれ変わっていますし、首都マニラの発展は目覚ましく、日本以上にITインフラが進んでいるようです。

また、同じフィリピンでも、場所によって違ったイメージになるので、もし、英語を学びたいなぁ・・・と思っている方は、参考程度に拾い読みをしていただくといいでしょう。

短期留学は旅行とは違った収穫あり

短期留学をすると、日本で勉強していても、英語が上達しない・・・という理由が、なんとなくわかってきます。 つまり、変なカタカナ英語やローマ字英語がはびこりすぎという、英語環境の悪さが原因だと気づきます。

英語の環境であれば、買物などでの最低限のコミニュケーションは、2週間程度学べば、できるようになります。

フィリピンは公用語が英語ですが、普段耳にする会話は、フィリピン語ですが、英会話学校では英語ですから、全く話せなくても、英語が出てきます。

そして日本に帰ると、その効果が消えてしまうのですが、1ヶ月留学で、その「話せる」感覚を味わえますから、いい勉強になります。

第2のオススメ理由は、1ヶ月滞在すると、観光とは違う、現地の生活を感じます。 何よりも、日本では知ることは難しい、英語圏の文化や宗教観の違いなどが体感できます。

セブのジープニー セブでの移動はこのジープニー

2018年の時点では、マクタン島の主要な移動手段だったジープニーですが、オンライン英会話講師の情報によると、首都マニラではほとんど見なくなっているといいますし、キャッシュレスが進んでいるので、私の記事の内容も古くなってきているようです。

ともかく、マニラやセブ市内への英語学校への留学では、フィリピン英語に触れるだけでなく、最近の日本の発展進歩の遅さなども同時に感じていただけるでしょうから、旅行とは違って、短期留学は有意義なものとして残るでしょう。

フィリピン英語は日本人の英語学習者むけ

①留学費用が安いこと、②留学生に対する教育システムが出来上がっていること、③非ネイティブ国であること・・・などで、フィリピンは英語を学びたい日本人には適した国です。(私の経験では、少なくともアメリカ本土よりも、英語がわかりやすいのがなによりです)

フィリピンの英語学校の多くは、韓国の企業が中心となって、韓国民向けの英語留学システムが作られたという経緯があって、日本人経営の学校は少ないのですが、私の学んだ学校は、日本人留学生の比率が高く、日本人向けの食事が考えられているなどで、日本人に優しいかったので、そういう、自分にあったところを選ぶのもいいでしょう。

ニュースなどから、フィリピンは「怖い」という印象を持つ人もいるかも知れませんが、学校の寮生活は安全で問題ありません。 しかし、「街へ繰り出す」と、やばいところは日本でも同じですから、「夜には出歩かない」と決めておけば、絶対に安全です。

専門のエージェント(旅行社)を利用しました

旅行先を決めるには、自分でWEBで情報を絞り込んでから、信頼できそうなエージェント(旅行代理店)を決めて、無料説明会に参加して情報を集めるのがいいでしょう。

入学手続きや渡航に関する全ては、今では、日本語のWEBから、自分で手続ができます。しかし、エージェントを通すことで、いい事ずくめのパンフレット情報よりも、正確な情報を知ることができます。入学手続きまでを日本語で対応できますし、手数料もかかりません。

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日本語で書かれていないパンフの学校は、教育程度の高いところが多いのですが、初級者は、ハイレベル校ではなく、日本人に優しいところを選ぶとストレスが少ないでしょう(・・・というのが、スパルタの学校を選んで留学した、TOEIC850の私の友人談です)

学校の情報は、事前に、たくさん収集しておきましょう

エージェントは、安全便利で日本人の多い、「セブ」か「マニラ」を勧めるでしょうが、今受講しているオンライン講師は、「涼しく学べるバギオ」への再留学を押しています。

セブ・マニラ以外にも、いい所が多いようですが、私は、「最初のフィリピン行き」であれば、週末を気軽に楽しめる「アクティビティ」が豊富な、セブ・マニラを考えるのがいいと思います。

留学期間については、英語学校は1週間単位で動いています。 学校は、月曜日入学、 土曜日帰国というパターンが基本で、日曜日の夕方には現地(学校の宿泊施設)に到着していて、最終日の土曜は、午前中に学校を出るようにしないといけません。

現地では、日曜夜からの宿泊になり、予定最終週の金曜の夜が最終泊になります。

 

1か月留学の私の場合の費用

私の場合は、もろもろの費用を入れて38万弱を使いました。留学費用が安いと言っても、1ヶ月でこの金額なので、前もって、計画して資金準備をしておくのがいいでしょう。

為替等の変動には気を配る必要があります。当時(2018年)の私の「関空→セブ4週間留学」の金額例を紹介しておきます。

1)学費振り込み額+振込手数料(=20.5万、3人部屋、マンツーマン6時間/日、1日9時間授業)
2)航空券(=7.3万:関空-セブ往復)
3)旅行保険(=2.5万:若い人で健康ならばもっと安い)
4)現地での学校への支払い費用(=3.5万:個人費用含む)
5)小遣い等の現地での費用(=3.5万:お土産等を含む)

普通は単独留学であれば、1人部屋にしたいでしょうが、部屋代の差額費用が大きいです。私は、シニアの1人留学で3人部屋でしたが、1週間毎に誰かが入れ替わるし、気軽でした。

1人部屋か、大部屋での費用差をチェックしておきましょう。

私の過ごした3人部屋 私の寝床は2段ベッドの下側:3人部屋

航空運賃は流動的です。LCCが多く飛ぶマニラにすれば、航空運賃は私の半額のケースもありました。 いろいろな選択肢やサーチャージなどの影響で、かなり航空運賃は変動します。 航空券は往復を購入する必要があります。帰り便の変更は現地でできます。

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滞在中の小遣いなどの費用は思ったほど必要ではありません。
週末に毎週出歩いて、スーパーでの購入費や毎日のビール代、移動の交通費、外食費、アイランドホッピングなどのアクティビティー、ギター工房で購入したギターもいれて、1ヶ月小遣い額は3.5万以内でした。

英語が話せませんが・・・という人も全くOK

私もそうでしたが、話せないから留学するのですから、留学前は英語を話せないのが普通です。

私は一人旅でしたし、単身で行動する不安もあるでしょうが、ほとんどの方が単身留学で、その仲間と一緒に行動することになりますから、日本語と笑顔で充分です。(笑顔は、強い武器でした)

通関時などの英会話例を勉強する必要はありません。関空もセブ空港も、すべて空港内はIT化されていて、通関などで、英語を口にすることはありませんでした。

学校選びのポイントは?

留学先の学校を決めるのは、エージェントと調整していくのをオススメします。自分の考えをまとめておくと、打ち合わせがスムーズに運びます。

①希望する学校について
勉強重視かゆったり系か
一般英会話を学ぶのかTOEICやビジネス英語を学ぶのか・・・
希望する行き先があれば候補をピックアップしておく・・・
食事も重要で、韓国食、フィリピン食、和食などの希望も。

②出発地とおよその出発日や滞在期間(出発と滞在希望)について
③何人部屋にしたいのか(当然、1人用の個室利用は高額)

これによってエージェントは数校の候補を選んで、分かる範囲の説明と概算見積もりを出してくれます。 学校のカタログも取り揃えてくれますし、担当者は、こちらからの質問に即答できなければ、現地に問い合わせて回答してくれます。特にWiFi環境とスマホ関連は確認しておかないといけません。

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留学はどの季節がいい?

フィリピンは熱帯モンスーン気候で、3-5月が夏で、その他は「雨季」です。

わたしは、空いている9月にしたのですが、この時期のフィリピンは「雨期+台風シーズン」で、毎日午後から夕方にかけて大雨が降ります。基本的には3~5月の「夏」を選ぶのが無難でしょう。

戸外の炎天下では日本の夏以上に非常に暑く、戸外の気温は、日陰で28-32℃程度で、夜も25℃を下回ることのないのですが、部屋には空調があるので、むしろ、私の住む大阪の夏のほうが過酷です。

9月のフィリピンは台風シーズンです。

飛行機が欠航になっても、日本に帰れないことはありませんが、基本的に台風シーズンは避けるのが賢明な感じがします。

雨季は毎日雨が降ります。私の留学した10月のセブでも、ほぼ毎日夕方は、必ず雷雨でしたが、それも楽しく、学校の中ですから、暑さや雷雨が嫌とは思いませんでした。

持っていくものと現地調達できるもの

マニラやセブ市内であれば、何でも、現地購入できます。最初の週末になれば、買い物ができるので、余分なものは持って行かない・・・と割り切りましょう。

現地では、履物は「クロックス」だけで1か月過ごしました。 セブでは一流ホテルでもドレスコードはなかったですし、靴に履き替える必要もありませんでしたので、着るものには特に気を使う必要はありませんでした。(これも、要確認事項です)

雨季であれば、無料の洗濯サービスが遅れがちですので、着替えは3セット以上を準備しておくのがいいでしょう。自分で洗濯もできますが、授業があるので、時間的に、結構大変です。

常用する薬類は日本から持っていきましょう。 現地で購入した薬(風邪薬や虫対策)はきつすぎて「合わない」という人が多かったようです。

物価や買い物について

フィリピンの物価は、WEBなどでは日本の1/4~1/5程度だと説明されているのですが、観光目的で行くホテルやアトラクション、アクティビティー(遊び)などを利用する場合は、日本の繁華街と同じ程度の物価だと考えておいてください。決して安くはありません。

スーパーなどでの生鮮食料品などの生活費用は、日本よりも、かなり「安い」ということを実感します。 物価全体を平均すると、生活関連費は日本の半額程度という感じでした。

コンビニやスーパーは日本と買い物の勝手は同じで、学校のレッスンがない土日でも、全く不便ではありません。

チップ習慣を気にする人もおられるかもしれませんが、ルールはすぐに覚えられますし、気にすることはありません。

近年のマニラは、(私の受講するオンライン講師によると)日本以上にキャッシュレス決済が進んでいますので、通常の買い物では、チップはほとんど気にしなくていいでしょう。 そのあたりも最新の情報を旅行社から得ておくようにしてください。

治安・安全性は問題ありません

安全面については、単独行動はしない、夜には出歩かない・・・ということを守っていれば、問題はありません。学校内は隔離されているので安全です。もちろん、銃を持ったガードマンが巡回しているのにはびっくりしますが・・・。

現地の人も「近寄らないところが多くある」と言っていますので、日本でもそうであるのと同じで、そういうところは避ければ、心配することは全くありません。

言葉について

市中では、「フィリピンの言葉(方言も多いし、何語かわかりません)」しか耳にしませんが、英語は公用語ですので、こちらから英語で話せば英語で返ってきます。

ただ、英語が公用語の国だといっても、フィリピン人の英会話レベルはピンきりで、年配の人が話す英語はわかりにくいのですが、お互いが下手な英語でも、コミュニケーションは取れます。

英語講師は、ハイレベルの英語を話します。

「フィリピンはネイティブ英語でないから・・・」という懸念をWEBで見ることがあるのですが、私の学校の英語講師の15人ほどにマンツーマン授業を受けたのですが、全員が25歳以下のきれいな英語を話す若い講師でした。

ただ、話題も年齢相応で、私はある意味で若返ったのですが、難しい英語やネイティブと張り合える英語が学びたいなら、それができる学校もあるので、ステレオタイプな見方をしないほうがいいでしょう。

留学生の構成や留学期間などは・・・

私が留学した学校の生徒の年齢構成は、半数以上が20歳代、会社関係での留学が1/4で、私のような60歳以上の高齢者は4名で、68歳の私が上から2番めでした。(残念ながら、私の学んだ学校は現在閉校しています)

留学期間では、2か月(8週間)という生徒さんが最も多く、3か月、6か月の留学期間の順で、最低は約2週間という方も2名いました。私のように、1ヶ月以下の留学生は少数でした。

正直なところ、1ヶ月留学では大した英語の上達は望めませんが、それでも、1ヶ月留学であれば、3回の週末フリータイムが利用できますから、最低でも1ヶ月の留学期間で考えるのがいいでしょう。

WEBでは、2週間留学をPRしているところもありますが、そうなると自由になる週末は1回しかないことに注意して留学期間を検討してくださいね。

学校でのレッスンなど

基本はマンツーマンレッスンで、小さな個室で対面してレッスンを受けます。

個別レッスン

私の学校は50分授業で、先生の多くは20歳代の若い女性の先生で、高齢の先生でも、40歳を超えている先生はいなくて、私の孫ほどの可愛い女の先生とマンツーマンで50分間離し続けるのですが、苦ではありません。

全く話せない状態からは始めて、2週間ほど顔を突き合わせて話していると、何なりと話が続くようになりますので、英語が話せない方でも心配はありません。

使用した教科書7冊 使用した7冊のテキスト

週末のアクティビティーは最高!みんなで外に出ましょう

週末(土日)は学校の勉強はありませんから、週末の過ごし方を事前に計画していくのも、楽しいものです。

アクティビティーとは、「活動や行動」という意味ですが、「遊び・楽しみ」という感じで使われる言葉で、セブの学校の場合は、セブ島・セブ市内観光、アイランドホッピング、ボホール島観光、ジンベエザメウォッチングなどのアクティビティーがあって、どこからともなく案内情報が入ってきますので、面白そうなところを、仲間を募って申し込むのですが、宿泊を伴うものでも、学校で斡旋しているくらいなので、女性の一人参加でも危険性や問題はありません。

 

学校での食事

寮生活なので、学校の休日を含めて、全食事付きでした。

それなりに日本人向けの食事が考えられていて、日本の味ではないのですが、美味しいです。 逆に、韓国経営の学校で韓国人学生の多い学校では、韓国人向け食事の傾向が強いことは当然ですから、この辺りも学校選びの際には考えておきましょう。(私の知り合いは、半数以上が韓国人の学校への留学で、当人はキムチ好きでしたが、やはり、日本食がいい・・・と言っています)

レストランやショッピング

価格的にいえば、日本人が行く店は、日本の都会と同じ程度の価格です。 人が寄るところは「観光地価格」ですから、ファストフードの店もそんなに安いということはなく、「日本よりも少し安いかなぁ」という程度です。 座ると、2000円弱は必要で、外食になると、「安い」とは言えません。

普通のレストランであれば片言の英語でOKで、日本で「レストラン」と言うと立派な感じを持ちますが、いわゆる大衆食堂でも「レストラン」です。

日本食レストラン日本食レストラン

日本料理店のほとんどのお店では、日本語を話せるフィリピン人がいます。

店で飲むお冷(水)は、ミネラルウォーターを購入するところと、グラスでお水を持ってくるところがありました。

ジュースを飲みました

日本人留学生は水には意外と慎重で、1か月の留学期間でおなかを壊した情報はありませんでした。

買い物については、日本国内と同様で、スーパーマーケットもコンビニがあります。日本との違いは、入り口が狭いことと、玄関や店内にはガードマンがいることなどでしょうか?(拳銃を持っています)

モールのスーパーマーケットスーパーの入口

セブのギターを購入した話

観光案内に、「セブはギターの産地」とありますが、これは、正確にはセブ島全体のことではなく、セブ空港の南側付近に、10数件のギター工房が集まっています。

工房では最大手のアレグレギターというお店が有名で、WEBでもこのお店について紹介している内容が多いのですが、私はアレグレギター工房には行かずに、その他の店で、安価で音のいいギターを購入しました。(これは詳しく書きたいのですが、紙面の都合、割愛します)

グーグルマップ(もちろん、現地でも日本版が見れますから)で調べると、場所などが簡単にわかります。 知らない土地に行くという小旅行感があります。

このような楽しいことを書くとキリがありません。シニアに限らず、英語を学ぼうとする方は、一度短期留学を検討してみることをおすすめします。

非常に長い文章になりましたが、お読みいただきありがとうございます。何かのお役に立てると幸いです。


(来歴)記事作成2017.11月 サイト移転22.4月 R5.6月誤字脱字見直し 最終R6.2月確認