ノンネイティブの英語国 フィリピン短期留学を考えている人に

フィリピンのセブ空港があるマクタン島に英語の短期留学にいきましたが、フィリピンへの短期留学を考えている人もおられると思いますので、その様子なども合わせてフィリピンやフィリピンの人たちのことについて雑学知識程度ですが紹介します。

もちろん、私の見方ですので読み流していただく程度でいいと思いますし、私の他の記事でも、同じような内容を書いていますので、これらをちょっとでも頭に留めておいて役に立てればと思います。

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フィリピンとフィリピン人

「フィリピン」は英語では「Republic of the Philippines」と表記します。

Republic は「共和国」で、Philippinesと「s」が最後についているのは、7000を超える島々といろんな人種が入り混じっているという感じで「s」がついているというイメージですね。

イメージを持ちやすくするために、日本との比較表を作ってみました。

フィリピンと日本の比較表

面積も、人口も、島の数も・・・何か日本とよく似た感じで、親しみがあるでしょう。

気候は四季のある日本とはかなり違っていますし、経済的な差が大きいことや、日本との時差が1時間など、些細なことも知っておくと役に立つでしょう。

フィリピンの紙幣 フィリピンの硬貨

現地では1ペソ(フィリピンペソ:PHP)以上のお金しか使いませんでした。それ以下のセンタボという単位のお金は、スーパーマーケットのお釣りでもらうだけでしたが、スーパーマーケットで支払うこともありませんでしたので、全て持ち帰りました。(硬貨は両替できませんから・・・)

 

歴史的には

歴史的に見てみると、フィリピンは諸外国に翻弄されている感じがします。

15世紀ごろにイスラム教が広がり、中国との交易で栄え、マゼランが率いるスペイン艦隊が上陸し、その後にスペインが領有権を取リます。

さらに時間が経過し、独立運動(19世紀末)が起こったのもつかの間、すぐにUSAの植民地となり、そして第2次世界大戦に突入すると、日本との対戦があり、戦争終結後に独立(1943)しています。

以降、小さな動きはあるものの、独立国家として現在に至っていますが、大まかなフィリピンの歴史でも、日本の歴史とニュアンスは違い、「国の名前を変えたい」というニュースもたまには聞くぐらいですから、詳しい歴史は日本よりも複雑な感じがします。

英語力と宗教的影響について

こういう歴史があることもあって、彼ら彼女らは米語を話しますし、米語(英語)は公用語となっています。

そして総じて、フィリピンの人のやること考え方は「キリスト教的でアメリカ的」というのも害ここの影響が大きいということです。

生活感や両親に対する考え方や子育てに対する考え方は、私が小さい頃から父母から教えられた50年以上前のものに近い感じがするのですが、それ以上に、日本で育った私には十分理解できないほど「宗教的」な感じと親を敬う気持ちが強いようです。

私の1ヶ月の留学時のレッスンでは「親子の関係」「家族」「子供」「宗教」などに関係する問答が毎日のように繰り返されます。

私は無宗教ですし、シニアですので、このような話題とは縁が薄くなってしまっているのですが、講師は当然の話題のように話してきますし、私が話題に同調しないことに不思議がります。

これはある意味で、今の日本よりも道徳的なことですので、今の「日本のあり方」を考えさせられるのですが・・・。

 

このような歴史的な状況があるので、英語学校の講師の顔だちを見てみると、スペイン系、アメリカ系、中国系、日本(朝鮮)系と現地系の5種類に分かれています。

講師は男女ともに比較的生活レベルが高いと思われ、美男美女も多いのですが、やはり、スペイン系、アメリカ系、現地系の顔に分類できます。

そしてもちろん日本でもどこの国でもそうであるように、美男美女とそれなりの顔の人は混在しているのは変わりありませんが、混血が多いこともあって、人が寄るところに行くと美男美女が多いと感じます。

現地系の顔立ちは少し怖い感じがするのですが、接してみると非常にフレンドリーなのは国民性の良さから来ているのでしょう。

近年、フィリピンの人口は爆発的に増加しているようで、戸外では子供の数の多さと、成人の不就業者の多さが目に付きます。

それでも、(昼間は)治安の問題もなく、歩いていると、子供たちの人懐っこさに驚きます。とにかく子どもたちがとてもかわいいんです。

フィリピン英語の質を問題にする人がいますが・・・

私は5年以上オンライン英会話を続けていますが、安価なサイトのオンライン英会話の講師(先生)のほとんどはみんなノンネイティブのフィリピン人です。

フィリピンは英語が公用語になっており、小学校3年から全て英語での授業がなされるなど、どこでも英語で話しかけると英語で返ってくるという英語環境です。

そのフィリピン人の英語力と労働力の安さから、欧米企業の「コールセンター」はインドを抜いて世界一の多さになっているようで、私が留学した当時のマクタン島でも、大きなコールセンター(見えたところだけで)2つが建設中でしたし、講師の何人かはコールセンターでの勤務経験があると言っていました。

「コールセンターで働いている」というと、給料の高さと英語力の高さを意味しているのですが、そのようにフィリピンの英語は世界に通じるレベルと言っていいでしょう。

もちろん、講師全員が聞きやすくアメリカネイティブのような英語を話すというものではありません。街へ出ると、よくわからない英語にも遭遇します。

ただ、英語の講師に感心するのは、彼ら彼女らはすべて「バイリンガル」で話しており、地方ごとの方言と、標準語のフィリピン語に加えて、英語も勉強して身につけている・・・ということに驚きます。

私の留学したマクタン島で話される言葉も6つある・・・と聞きましたし、講師同士もタガログ語であっても微妙に違っているので、噛み合わなければ「英語」で話すという芸当をこなしているのですから、すごいものです。

もちろん、フィリピン人のすべてが英語を話せるということではありません。特に年配者は話せない人も多いと聞きます。

だから、英語学校から外に出ると、(私よりはマシでしたが)かなりたどたどしく、意味のわからない英語を話す人が多いのですが、接客に携わっている人は概して「英語力が高い」ようです。

コールセンター勤務か英語講師か・・・

少し余談ですが、英語が話せる若い人が希望する職業1位は「学校の先生」と聞きました。

もちろん公立学校がトップの狭き門で、それを逃した人は「英語学校の講師」を目指すようで、それにあふれると、オンライン英会話講師に登録する・・・ということを数人の学校講師が話していました。

このように、成績優秀者には狭き門であっても、学校関係への就職希望者が多いので、私の留学した学校の30人程度の講師でも入れ替えが頻繁に行われているくらいで、私立の学校では、いったん就職できても決して安泰でない・・・という過酷な労働環境を間近にみてきました。

学校関係に就職できなければ、英語が堪能な優秀な人はコールセンターへ就職します。

欧米の外資系の企業ですので、給料も高いことで注目される仕事のようですが、実情を聞くとそんな生易しくはないようです。

欧米企業のコールセンターなので、勤務時間が時差の影響を受けて昼夜が逆転する上に、仕事の内容はクレーム処理業務などの他国者との応対が多いために、非常にストレスが溜まるようです。

さらに、レベルの高い人の集合体ですので、企業内競争や「いじめ」などが蔓延しており、目に見えない労働環境の悪さがあって長続きしにくい・・・ということを経験者みんなが話していました。

私が留学したフィリピンの学校私が学んだ学校のテラス

フィリピンの英語学校って?

フィリピンの私立英語学校の多くは韓国企業が母体を築いていると聞いています。だから、韓国人経営の優秀な英語学校がたくさんあります。

学校選択の際の資料に「学生の国別%」などが書かれています。

「いい学校」と評される多くは韓国系の学校が多いのですが、学生も韓国人が多いために、食事は韓国食が主体になるので、韓国料理(特に辛いもの)が苦手な人は、そのあたりの情報を旅行者(エージェント)に確認するのがいいでしょう。

私は辛いキムチが苦手ですので、第一番に「食事」のことを確認して日本人経営の、日本人比率が高い学校を希望したのですが、私の友達の女性はキムチ好きでしたので、韓国系のレベルの高い韓国経営校を選び、実際にレベルを上げられたことで満足していました。

ただ、その友達も言っていたし、実際に韓国系の学校を経験した他の生徒さんに聞いた話しでも、韓国系の学校は「自由さがなくて、勉強一辺倒」と言っていますので、ハードに英語を学ぶには韓国系の「スパルタ」と称される学校が良く、私のように、「英語に触れたい」という初心者レベルでは「日本的食事」が出る学校を選べばいいでしょう。

残念ながら閉校してしまいましたが、私の留学した学校はいい学校でした

韓国の人は、英語力を上げる目的でフィリピンに子弟を送り込むというのですから、私の行った学校のように、優雅に英語を学ぶという学風では総スカンを食うでしょう。

私の学んだ学校は、そういう面でいうと、なまっちょろい学校だったかもしれませんでしたが、それでもとにかく、経営者の考え方に賛同しましたし、講師のバイタリティーがすごいし、教え方も日本の学校以上に充実していました。

この学校が低レベルとすれば、逆に、フィリピン全体の英語教育のレベルの高さが高いということでしょう。

残念ながら、私の留学したBayside English Premium校は経営内部の混乱で閉校となっていますが、再開されれば、もう一度行きたい学校です。

留学当時の生徒数は35名で、途中に、日本の有名塾の講師の強化特訓で10数名が2週間在校していて、彼らは勉強に明け暮れていましたので「異質」でしたが、一般の生徒間はみんな知り合いになるし、私のようなシニアでも若い人に混じって楽しめました。

1ヶ月の留学でしたが、シニアは20歳若返ることができる学校だった感じです。

日本国内にいると、何につけても「元気のなさ」が蔓延している感じが強いですが、フィリピンはとにかく真剣直球勝負という感じで、英語学校で1日英語漬けになっていると、勝手に英語が身についてくる感じです。

宿泊食事込みで、休日の観光、食事、アクティビティー費用などを含めて約40万円かかりましたが、若い方でも決して無駄にならないと思いますので、英語を勉強したい方は、夏休みなどを利用して「単身で1ヶ月程度の留学」をお勧めします。

フィリピンについての雑学

現在受講しているオンライン英会話の講師によると、彼女ら(私は2名の講師に教わっています)の住むマニラ(ケソン市)は急速な変化で生活が向上している感じで、一人の講師は日本国籍を持つフィリピン人で、日本をよく知る彼女が言うには、私の住む豊中市は「田舎」と形容するくらいフィリピンの都市部は発展しているようです。

しかし私の留学した学校では、朝は鶏の鳴き声に始まるという、全くの田舎町でしたが、反対に、車で10分走ると、高級ホテルが立ち並ぶリゾート地があります。

日本では有名でも、2人の講師は「セブは知らない」といいますし、私が留学したマクタン島(セブ国際空港のある、セブ島に隣接する島)の講師には、マニラに言ったことのある人はいない・・・という不思議さもありました。

私が留学したH28年でもセブ市内の賑わいや売られている品物や価格は「日本と同じ」と言うくらいに発展していたのですが、この違いは、上に示した日本との違いで見る「GDPの差」で考えると見えてくるのですが、考える以上に国民間の貧富の差がすごいということでしょう。

だから、留学先に学校選びについても、(各学校内は閉鎖された安全空間なのですが)広くフィリピンを知りたいのなら、日本国内とは違ことを知って、広く情報を知って学校選択をすることを覚えておいてください。(旅行社やエージェントに聞けば説明してもらえますし、説明してくれないところは相手にしてはいけません)

これらの特殊性のある内容を、その他でいくつか書いておきます。

学校周辺の住民は低所得者層が多いのですが、昼間に独り歩きしても不気味なことや危険性などは全くありません。

しかし、学校の門は常時閉められていて、銃を持ったガードマンが学校内を巡回しています。フィリピン自体は(日本では考えられないのですが)『銃社会』です。

マクタン島では公共交通機関はなく、ジープニーやトライシクルなどの乗り合い乗用かタクシーのみが走り回っていますが、マニラではジープニートライシクルは校外の理由から淘汰されていっているといいます。

トライシクル

フィリピンの人は概して、出会う人々の目は輝いていて、貧しくとも、物価が低いので、助け合いによってみんなが生活を支えあっている・・・という感じがします。

だから、買い物やジープニー(乗り合い自動車)で現地の人と接したときに、子供は非常に人懐っこく、大人も概して「親切」だと感じます。(何よりも、片言の英語で充分に通じますが、ただ、コロナ対策でマスク越しで会話するとなると、かなりハードルが高い感じがしてきます)

町での危険性は感じません。昼間だけですが・・・。

日本のニュースでは、フィリピンでは犯罪や治安などのいろいろ問題点などがあるように思っている人も多いと思うのですが、日本でも犯罪や恐ろしいことは、新聞やニュースなどで報道されるものの、それが通常で茶飯事のものでないのと同じで、フィリピンの普通の生活は、今の日本よりも平和で人間的のように感じました。

英語が公用語だけれど・・・

特に「親米的な国」です。それもあって、フィリピン語と英語が公用語になっています。

しかし、現地の人の通常の会話では、英語による会話はほとんど聞かれません。

学校の先生たちでもフィリピン語の方言で話しています。でも、英語を話せば英語で返ってきます。

田舎町で私のいい加減な英語で道を聞いても、ちゃんと答えが帰ってきました。小学生にフィリピン語の共通語を教えるよりも英語を教育していくほうが、仕事の面でも、国の統一などにも有利だという状況なのでしょう。

もちろん、英語講師の中にも言葉がわかりにくい先生もいますし、タクシーの運転手などはインド英語のようなわかりにくい人もいるのですが、「聞き返す要領」がついてくると、コミニュケーションは意外に取れるものです。

英語の勉強イメージ

以上、ダラダラと書き流しましたが、私自身、63歳のときに「英会話を習おう」と英語を再勉強し始め、会社に勤める間の67歳に単身1ヶ月の短期英語留学に行き、年金生活に入ってからもオンライン英会話を続けて楽しんでいます。

実は、それまで英語を拒み続けていたのですが、やってみると新しい世界が広がります。だから、若い人に留学をおすすめしたいのは1番ですが、それ以上に、シニアの方にも「英語はいいですよ」とすすめたいので、私の同期の友だちに会う度ごとに英語の楽しさを話しているのですが、誰も乗ってきてくれません。これだけは「人それぞれ」ということでしょう。でも、英語を避けている方でも、少し気のある方はぜひ足を踏み入れてみられるのはどうでしょう。