大阪空港駐輪場で戸惑わないために

大阪空港の一般利用ができるバイク・自転車の駐輪場は2か所あり、2時間無料(以降、バイク200円/日、自転車100円/日)で24時間年中、誰でも利用ができます。

ただ、駐輪場の案内や仕様説明も不十分で、使い勝手もそんなにいいとは言えませんので、実際に自転車の駐輪を体験して、その利用方法などを紹介しています。

利用方法を知っておくとトラブル予防になるでしょう。一般の利用方法も別の記事(→こちら)で書いていますので参考にしてください。

2か所の空港駐輪場にはゲート式とラック式駐輪設備があります

【ゲート式】南はバイク専用、北はバイク・自転車共用

定期利用者以外の一般利用者は、入場ゲートで駐輪券が発券されますので、入場ゲートで駐輪券をとって駐輪ヤードに入場します。出る際には、その駐輪券が必要です。

精算は硬貨か1000円札のみが使用できます。5000円や1万円札は使用できません。そして、お釣りは出ますが両替機はありません。

北駐輪場は自転車とバイクが共用ですが、南駐輪場はバイク専用です。(南ヤードでは、自転車も拒否されずに入場できるようですが、2時間経過後は200円/日です)

北駐輪場の入口ゲートでは、自転車かバイクかを自動判別しています。 小輪や特殊形状の車輪は検知されません。自動検知されない場合は発券されませんし入場もできません。

もちろん機械ですから間違いもあるのか、自転車をバイクと認識する場合があるようで、誤検知があった場合は備え付けの電話でコールセンターへ連絡して処置してもらようにとの案内があります。

重い電動自転車は、ラック駐輪よりも、北駐輪場のゲート式駐輪場を利用がオススメです。

自転車は100円/1日:2時間まで無料で、出るときは出口(精算機)で精算して出場します。

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【ラック式】自転車利用のみ

緑ランプがついた「空室の溝」にタイヤを入れて駐輪します。

自転車のタイヤを溝に差し込むと黄色いツメが出て、そのツメは約5分後にロックされます。

ロックがかからない小輪の自転車や特殊な自転車類は駐輪できません。(駐輪はお断りします… ということのようです)

一旦ロックされると、2時間以内の無料時間内でも黄色の精算機で精算処理をしないとロックが開放されません。

2時間をすぎると有料で、100円/日です。硬貨または1000円札で精算します。お釣りは出ますが両替機はありません。

バイクはラック式が利用できません。バイクはゲート式駐輪場を利用します。

ラック式駐輪機を利用する方法

駐輪設備はポピュラーな大手メーカー「アマノ」製ですが、空港の駐輪場には使い方の表示や案内などがなく、混み合ってくると狭いので出し入れしにくくなるので、初めての方が戸惑っている場面も少なくありません。

黄色い精算機には使い方が書かれていますが、文書だけなので読んでも理解しにくい記述もあります。

昼間は係員がいるので、わからないことは聞いてみるのが手っとり早いのですが、常駐ではないようですから、利用する前に戸惑わないように、使い方を確認しておくと無難でしょう。

以下は現地調査したものです。

ラックが空いているところを探して、溝に入れます

開いているラックに前輪を入れます

これが大阪空港駐輪場の『ラック式』の駐輪機です。

使い方は、ただ、ラックが空いているところを探して、この溝に車輪を入れるだけです。

重い電動自転車は2段の高さの低い方のラックにいれるようにするのがいいでしょう。(できれば、ラックにいれるのではなくて、北エリアのゲート式の駐輪場を利用するのがいいでしょう)

今回はこの写真の真ん中の「234番」に自転車を駐輪することで説明していきます。

ラックは精算機に近いところから埋まっていきます。 そして、両側に自転車があるとかなり窮屈で、隣の自転車のハンドルが当たって止めにくいことがあるので、少し遠くても空いている場所を選び、そして、怪我をしないように注意ください。

5分でツメがロックします

溝にいれても緑色のランプが点灯したままですが、5分経過するとランプが消えます。

ランプが消えるとロックが掛かります。それを無理に引き抜こうとするとタイヤなどを痛めますので、いったんロックが掛かると「黄色の精算機」で精算操作をしないとロックが外れません。

【注意】ロックが掛かっていても、誰でも精算操作をすればロックが解除しますので、鍵をかけていないと自転車が抜き去られますから、必ず、キーをかけて防犯対策をしておきましょう。

入れると黄色い爪が出てきます

タイヤを正しく溝に入れると、この写真のように「黄色いツメ」がでてきます。

約5分後にランプが消えてロックが掛かります。それで駐車操作が完了です。

ロックされるとランプが消えますランプ消灯

 

盗難防止のために鍵をかけることが最重要

他人がかってに精算すれば誰にでもロックを解除できるので、盗難防止の為に鍵をかけるのを忘れないようにしましょう。

暗証番号を使ってのロックができますが、まず、鍵をかけるのを忘れないように。

暗証番号の操作方法は黄色い精算機に書いてあります。

きっちり溝に入れないと大変ですタイヤの挟み込みに注意!

この写真のように、きっちり押し込まないでタイヤが挟まった状態になっているものや正しくロックが掛かっていない自転車をしばしば見かけます。駐輪の際には、正しい位置にタイヤがはまっていることを確認しましょう。

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取り出すときには精算機で「精算」をします

ラックから出すときには、精算機で自分の番号を押して精算します。

ランプが消えていると、2時間以内の無料時間内であっても、精算処理をしないとロックが解除されません。

精算機

この前に立つと音声案内してくれます。

精算

「車室番号を入力して精算キーを押してください」と自動音声案内があります。

「車室番号」とはラックNoのことで、今回は234でしたので「2・3・4→精算キー」を押すと、金額が表示されます。2時間以内は無料で「自転車を引き出してください」という案内があり、有料の場合は金額がアナウンスされます。

硬貨か1000円札で精算します。

精算が完了すると、自転車の黄色いツメのロックが開放されて、自分の番号の自転車を引き出すことができるようになります。

領収書が必要なら、緑の領収書ボタンを押します。

【注意】なお、精算後にそのまま放置すると、5分後に再ロックされます。 こうなると再操作が必要になります。

これは2時間以内は追加料金はいりませんが、再精算操作をしないとロックが外れませんから、精算後は5分以内に溝から自転車を引き抜きましょう。

これらの説明は精算機に書いてあります。

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遠くから見える「緑の丸印」は駐輪可のサイン

緑の丸は駐車可のサイン

この「マル」が見えておれば、どこかのラックが空いていて駐輪できることを示しています。赤いバツ印になっていれば、駐車ができないというサインです。

わからないことはコールセンターあての専用電話で

この空港駐輪場は、従業員用のものを一般利用もできるようになったという経緯があって、利用料が安いのは助かりますが、一般利用者用の案内やわかりやすい利用説明などは見当たりませんし、駐輪担当者も常駐ではなく、やや不親切です。

だから、初めての方には、結構、わかりにくくて利用しにくいようです。

現場の係員が不在の場合の問い合わせなどは、精算機の横の「専用電話」を利用して、コールセンターに問い合わせします。24時間対応とのことです。

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大阪空港に1箇所、シェア(レンタ)サイクルがあります

大阪空港のシェアサイクルステーションは、南駐輪場南端に1か所あります。詳細はハローサイクリングのHPで確認ください。

【駐輪場所】

大阪空港の南駐輪場の南端(バイク駐輪場入口付近)です。

【利用】

こちらのHELLO CYCLINGのHPからダウンロードしたアプリなどで事前会員登録が必要です。事前登録済みのICカードで他の場所のステーションへも乗り捨て利用もできます。

ハローサイクリングのシェアサイクル

「ステーション(利用返却場所)」はたくさんあります。

空港周辺のサイクルステーション


【来歴】R6.10月記事分離して作成