阪急庄内駅・服部天神駅・曽根駅あたりの街は庶民的な街です。
大阪音楽大学の新館から、過去にニュースを賑わして建設が止まった森友学園の小学校前を通って、「足の神様」の服部天神社、きれいな鳥居の並ぶ服部住吉神社をお参りして、服部緑地を縦断して阪急曽根駅まで、街の様子をみながら約8kmを歩いてみました。
歩く距離は8km程度で、寄り道を入れても、3時間の街なか散歩はどうでしょうか。 写真だけを、パラパラと見ていただいて、街なかウォーキングをイメージしていただくだけでもどうぞ。
庶民的な庄内駅周辺
庄内駅の西側から降りて南側に歩くと、「ここで何でも揃う」と思うほど、いろんなお店があり、商店街もある庶民的で良い街にびっくりします。
少し南の「西本町商店会」から西に抜けて、北側の大阪音楽大学方面に進みます。
まず右手にザ・カレッジ・オペラハウス、それに続いて左側に大阪音楽大学、その北にミレニアムホールなどの比較的新しい建物が見えてきます。
ここには、一般の人が見学できる「音楽メディアセンター」という楽器資料館があります。 月・土が開館日で、入館には、事前申し込みが必要です。
2週間ほど前に、余裕を持って申し込む必要がありますので、興味ある方は大阪音楽大学のHPで確認ください。
残念な森友学園問題
大阪音大の少し北に、ニュースで問題になっていた森友学園の建設途中で放置されている建物が目の前に現れます。
大阪音大のミレニアムホールと名神高速道路の間にこの小学校の校舎が見えます。森友学園の「瑞穂の国記念小學院」ですが、大阪音楽大学新館のすぐ隣にあって、ほぼ完成時点で工事が止まってしまっています。
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これだけ立派な小学校を建てようとしていた籠池さんは「悪意のない教育者」と思うのですが、政治や役所の自己保身で潰された感じがして仕方がありません。
ぜひ完成させて、多くの子供たちを受け入れるようにしてほしいとおもっています。
小學院北側の名神高速道路の下を抜けて、北東に進み、次は、服部天神を目指します。
豊中えびす神社などが同居する足の神様「服部天神」
阪急「服部天神」駅は、以前は、「服部」という駅名だったと記憶しています。
阪急電車の駅で寺社に関係ある駅名を見ると、京都線の崇禅寺、総持寺、長岡天神、(西院駅は関係なさそう)、嵐山線の松尾大社、今津線の門戸厄神、宝塚線の服部天神、中山観音、売布神社、清荒神の9駅がある、そのうちの1つです。
服部天神は「天神さん」ですので、当然、「菅原道真公」をお祀りしていますが、なぜか、学問の神様と言うよりも、道真公の足の痛みを直したことから、「足の神様」で有名になっているようです。
私も、この「足踏み石」のところの案内を読んで、裸足になって、石の椅子に腰かけてお参りしましたが、この椅子の方向は、この写真のように、社(服部天神宮)の裏口に向いています。
つまり、裏口に手を合わせるようになっているのが面白いなぁ・・・と思います。
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この服部天神敷地内には、「服部天神社、豊中えびす神社、初酉稲荷社の3社さん」が同居しています。この、えびす神社の裏側に「たたき板」があります。
ここのえびす神社さんでは、正面で商売繁盛の願掛けをしたあとで、裏へ回って「たたき板」をたたいて、もう一度、念を押して、商売繁盛をもう一度お願いします。
裏口に向かってお願いするのは、確実ということなのでしょうか。 そして、裏側は「足のうら」とも関係して、それに掛け合わせているが、大阪人らしい面白さですね。
毎年1月の9・10・11日の「えべっさん」の日には、この広場一面が人におおわれます。
そして、ここでの有名は、下の「豊中えびす1億円金運券」です。
原寸は34cmx16cmと大きなもので、正月の9・10・11の「えべっさん」にお参りしたときに、社務所で何かを買い求めると、これをいただくことができます。(私は、えべっさんのときに、足のお守りを買って、これをいただきましたが、それ以外でいただけるのかどうかはわかりません)
これを家に飾るときには、このように、さかさまに貼り付けます。 そうすると、おあし(お金)が逃げられないので「お金がたまる」・・・ということの説明をお聞きしましたが、ここにも「足」が関係していますね。
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お参りを済ませて、次は服部緑地方面に向かいます。その途中に、住吉神社があります。
穂積服部の住吉さん「住吉神社」
地元では、「穂積服部の住吉さん」と呼ぶ、立派な神社です。
この神社にも、住吉稲荷大明神、住吉龍神社が同居しています。
稲荷神社ですので、赤い鳥居がシンボルで、先の服部天神さんの稲荷社よりも鳥居が数多く並んでいて、木の下を通り抜けると、いい気分になります。
服部緑地から曽根駅に
住吉神社を東に出ると、「天竺川(てんじくがわ)」が流れています。「天竺」はインドのことを指すのですが、この天竺川は、豊中の上新田付近から神崎川に流れる1級河川です。
それを北に進むと、服部緑地です。
服部緑地の正式名称は、「大阪府営服部緑地」で入園無料です。
見どころは、ここにある有料施設「日本民家集落博物館」は、合掌造りの家など、実際に中にはいって見物できるのがオススメです。(大人500円)
博物館内にある古い風車が懐かしい
また、服部公園は自然も多く、ウォーキングにいいところです。 その中でも、私は、レストハウス南側の「谷あいの原っぱ」と呼ばれるところが好きですので、思い出したときに寄ってみてください。
公園への最寄駅は阪急電車曽根駅か北大阪急行に「緑地公園駅」です。
地下鉄御堂筋線につながる北大阪急行の「緑地公園駅」のほうが、少しだけ近いようです。 大きな公園ですし、どちらの駅を利用するにも、結構歩く必要があります。
帰りは大阪では高校野球の強豪である「履正社」高校の前を通って曽根駅に向かいます。 途中にあった大阪らしいチェーン店の看板に苦笑いします。
ハイキングやウォーキングといえば、自然の多いところを考えてしまいますが、このような、街なかウォークも手軽で楽しいですよ。
(来歴) R3.10に見直し R4.5サイト移転 R4.11見直し 最終R5.8月誤字脱字見直し