阪急宝塚線の服部天神駅を降りてすぐ
菅原道真を祀る「服部天神社」は「足の神様」として有名です。
商売繁盛の神さんを祀る豊中えびす神社も同敷地内にあります。
阪急電車の服部天神駅を降りると裏門まではすぐです。
由緒書きには、宝塚線の開業時の記事に、「服部天神駅」が境内にあったとあります。
そして、旧駅名は「服部(はっとり)駅」でした。
それが、2013年にもとの駅名「服部天神駅」に戻りました。
現在の服部天神駅の梅田方面行ホームに、屋根を突き破って大きな「木」が鎮座しています。
これも「御神木」です。
ホームから見ると太い幹しか見えません。 しかし、屋根を突き破っる大きな木です。

(GoogleMapを利用)
神社の駐車場はありません 電車が便利です
裏口側に小さなコインパーキングが2か所あります。
そのほかTimesの駐車場が随所にあります。
しかし、周辺の道は狭く、車で来るのは不便です。
近くの駐車スペースも台数が限られています。
電車利用をお勧めします。駐車場予約アプリAkippaで探す
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また、近くのコインパークも、えべっさんの毎年1/9から/11は使えません。
駐車場は、臨時の自転車置き場になります。
電車を利用しましょう。
この裏門に面する通りは、江戸時代の「能勢(のせ)街道」
能勢街道は能勢の妙見山に通じる道路です。 この辺りでは、池田街道ともよばれます。
江戸時代から人が往来していた道路です。
そして、この天神宮自体も歴史的な神社です。
学問の神様の天神さんと商売の神様のえびすさんのほかにたくさんの神様がが同居しています。
アンバランスな感じですが、親しみやすさが感じられます。
お参りは、駅から近い裏口から入るのが便利

裏口から入った左手に「足踏み石」があります。
そこに座って神社の後ろ側から拝するようになっています。
靴を脱いで座る「石の椅子」は、右の写真のお社の裏ぐちに向かう方向を向いています。
神社の裏側に手を合わせます。
もちろん、正面からが正式でしょうが、ちょっと変わった感じのお参りができます。

えべっさん・お稲荷さんが同居し、さらに初酉稲荷大明神などが同居
この神社は、菅原道真を祀る、学問の神様の「天神さん」です。
菅原道真の脚気を治したことで、「足の神様」と紹介されています。



そして拝殿前には、下のような「足」に関する由緒書きがおいてあります。
そこには、道真公は脚気でした。
それが、「もともとは、医薬の神様スクナヒコノミコトをお祀りしていて、菅原道真が大宰府に行くときに脚気のために歩けなくなったので平癒祈願したところ治った・・・」とあります。
学問よりも「足」に効能をメインにしている、面白い「天神さん」です。

さらにたくさんの神様も同居
初酉稲荷社は、下の表示に「周りの小さなお社」とある、全干支の小さな社があります。
つまり、「干支(えと)」の社にお参りできるようになっています。

豊中えびす神社の「えべっさん」は圧巻
同敷地内に「豊中えびす神社」があります。
もちろん、メインは 天神社 です。
正面から入ると、天神宮とえびす神社が目立ち、
しかし、「えべっさん」の1/9・1/10・1/11の三が日には「商売繁盛」一色です。
沢山の人が訪れます。
このときには、ゆっくりとお参りすることが難しいのです。
でも、人の多いときにお参りするのも圧巻です。


えびす神社の由来は、「足=おあし(お金)」と通ずる … と由緒書にあります。
由来は、昭和25年(1925年)にサントリー創始者「鳥井さん」の屋敷内にあった社殿を譲り受けて、それを「豊中えびす神社」にした … とあります。
福娘さんたちがフレンドリーで好感度抜群!

他のえびす神社と大きく異なるのは、「ともかくお金」「なんでもお金」という感じが薄いのがいいところです。
福娘さんや売り子さんは、あちこちにいます。
福笹や縁起物を高いところから売っているだけではありません。
写真のように平面販売です。
そして、何より、随所に立った福娘さんが笑顔で案内してくれます。
この神社は、敷居が低くて近づきやすい点がいいところが好きです。
写真のように、「えべっさん」期間中の空いているときを狙うと、福娘さんが気軽に「2ショット」に応じてくれます。 「豊中えびす」の福娘さんは可愛いというのが評判で、福娘さんの笑顔に出会えるだけで「福を頂いた感じ」になるのは確実です。人の少ない1/9の昼間に参拝するのがネライ目かも … 。
1億円札が隠れた「人気」 無料です

この「豊中えびすの1億円札」は、「知る人ぞ知るサービス」で、これが結構有名です。
これをいただける方法と場所
正面から神社に向かって右手に、えべっさんと天神さんの共通の社務所があります。
えべっさんの1/9から1/11に御札やお守りなどのグッズを社務所で購入すると、壁に貼る「1億円札(幅は約35cm)」が無料でもらえます。
「家に持ち帰って、ポケットからお金が逃げないように、逆さま向けで、南または東向けで壁に飾ってください」との説明がありました。
毎年1億円札がもらえる面白いサービスです。
雨風を防ぐテントは野暮ではなく、よく考えられている
神社外観に見える赤いテント屋根は、よく考えられています。
はじめて参拝したときには安っぽく感じたのですが、どっこい、雨風を防ぐすぐれものです。
テントの下に入ると、雨・風・雪・日照りなどの軽減に効果的です。
何回かお参りして、それが「参拝者に優しい配慮」という事にようやく気づきました。
えべっさんの「たたき板」
えべっさんの「たたき板」も、H30年の改修の際に新しくなっています。
「たたき板」は、「念押し」のお願いをするためのものです。
正面から参拝し、さらに裏側に回って「えべっさんたのんまっせ」と「たたき板」をたたいてみてください。

国道176号線沿いが正面です

国道176号線側の正面入口は、この鳥居から入ります。
この鳥居ディスプレイがなければ見落としてしまいそうな街中にあります。
この鳥居を入ると、写真右のように神社空間が広がります。
神社全体の敷地もそんなに大きくはありません。
だから、荘厳感というよりも、親近感がある神社です。
お参りは、便利な裏口から。
(来歴)R5.2月に誤字脱字を見直し R6.4月写真の一部入れ替え R7.12月確認

