フィリピンで英語を勉強したい人に(2/3)

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発展途上の国フィリピン

休日に外出して商店のならぶ町並みに行くと、昼間の道路に出ている子供や若い人が非常に多いことに気づきます。

若い人に道を聞くために英語で話しかけると、英語の力が未熟な私でも、露天の店員でも英語でそこそこの意味が通じます。もちろん、こちらの語学力の低さから、通じるまでは苦労するものの、私のいい加減な英語でも目的を完結できます。

この少しの時間をとって見ても、フィリピンの若い力によって今後はすごい発展するという予感がします。

「この風景は、50年前の日本の状況と同じで、フィリピンに20年前に来た時と少しも変わらない・・・」といった方の話を前のページで紹介していますが、この方は年配で、日本の戦後を知っている方ですので、日本が戦後になってから経済が発展し続けたところを見ているのですが、子供が多いことは「発展」を意味している「いい状態」だというのです。

マクタン島の街の様子(町の様子:再掲の写真)

それでは、本題に戻って、フィリピンでの授業について紹介します。

 

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マンツーマン授業がメインです

授業の進め方は先生によって違います。

先生のレッスンの進め方はまちまちです。

教科書をただただ読み進める先生、フリートーキングに終始する先生・・・などと先生ごとに自由に50分を進めていくので、毎日時間割は変わりますが、マンツーマンの6人がその独自のスタイルで授業をしていきます。

 

教室は3畳弱の小さな部屋で、机とホワイトボードがあり、CDラジカセやサブボードなどを使ってリスニングや演習などをします。

教室は小さな個室(レッスンの個室:再掲の写真)

マンツーマンなので若い女性と2人きりですが、外の廊下から中の様子が見えるようになっていて開放的で、特に圧迫感もない自由空間です。

 

宗教と文化の違いで戸惑うこともあります

フィリピンでは、アメリカ寄りのキリスト文化の影響や色合いが強く、授業の教材の内容で、生活や家庭のこと、交友関係、親子関係のことなどを教科書の質問に沿って話す授業が毎日あったのですが、日本の文化とは違いすぎて、テキストに書いてある事柄について、模範となるような答えがなかなか言えません。

講師も、それに答えられない日本人を不思議に感じていたようですが、他の生徒さんにそれを話すと、みんな同様に「文化の違い」を感じる・・・と言っていました。

例えば、67歳だった私に、「子供とどのような会話をしますか?」「家族と夕食を食べるときに、どういうことに気を使いますか?」「日曜日の朝は何をしますか?」というような質問が続くのですが、英語の練習のための受け答えならいいのですが、私の日常を答えるとすると、「特に何もしていない」としか答えられず、困った場面がたくさんありました。

模範解答としては、キリスト教的に、「子供とはいろいろなことを話し、食事も楽しく、日曜日には教会に行くこと・・・」を答えとして希望しているようなのですが、それぐらい、日本とフィリピンとでは生活感が違います。

特に宗教的な文化が違うということには「異国感」があります。(日本人が宗教観に乏しすぎるのかもしれません)

彼女(彼)等は日本の文化の不思議さに驚くとともに、文化が違うと、このように日常的な話題性がありませんので、日常会話と言っても、コミニュケーションが取りにくいことを痛感しました。

文化の違いや生活習慣が違うと、会話するのが難しい・・・という、日本では考えられないカルチャーショックを経験しました。

日本のオンライン英会話でもそう言う生活場面をやりとりする教材で学ぶことがあるのですが、日本風にアレンジされており、講師側にも、日本人向けの答えが予め準備されているので、違和感は生じません。

 

感心したことは、どの先生も「しゃべるのを促してくれる」

とりあえずこちらが話そうとすると、どの先生も、先生は話すのを止めて、こちらが話すのを待ってくれます。

これは、私が今も続けているオンライン英会話(こちらで紹介)でもそうですが、私が間違った英語で答えても、とりあえず「英語を声に出す」ことを優先していて、講師が正しい英語にいいかえるという頻度が少なかったのが、気持ちよく話せるように感じたのかもしれません。

たぶん指導に対する基本方針があって、私のような会話力の乏しいものに対しては、とりあえず頭の中にあるイメージを言葉に変えて話すことをさせる訓練なのでしょう。

とりあえず、何かを話さないと会話が続いていかないので、頭をフル回転させます。

これはいい「ボケ防止」になります。不思議ですが、授業から解放されると、実に爽快な気分になります。1ヶ月で全部を含めて交通費、食事宿泊、授業料すべてで35万円程度かかっていますが、その価値は十分にあると感じました。

 

発音(pronunciation)の授業は「目からウロコ」でした。

発音を教える先生は、一般のマンツーマン講師よりも少し「格が高い」ようで、非常にわかりやすい発音で話されます。いわゆる「ネイティブ感が強い」発音が学べます。

不思議なことですが、正しい発音であれば、頭の中に正しいスペルが浮かぶ感じになります。

今まで、単語を覚えるときに、「日本語読み」をして覚えていることも多いのですが、正しい発音であれば、発音どおりにスペリングできるということを学びました。

thとsの違い、lとrの違いは当然徹底的に教えられますが、わたしは「oとa」「nとm」を全く理解していなくてダメだったので、授業が始まると「エム・エンヌ」ということから始めることが通例になるなど、とても為になる「いい授業」でした。

ともかく、英語は、日本語にない発音がほとんどで、それを1から教えてもらう感じは初めての経験でした。

ただ、4週間ではすべての発音についてみっちりやるのは無理でした。やはり、3か月ぐらいの留学期間があると、かなり英語に親しめる感じになりそうに思うし、若い方と違って、シニアはさらに時間がかかると思っておいていいでしょう。

 

このようなフィリピンでの英語の勉強をしてみると、日本人の国際コミュニケーション力が弱いことや、日本の英語指導の貧弱さを実感します。

今後、日本の学校がどのようになっていくかがわかりませんが、私のようなシニアが今でもオンライン英語を学べるのは、フィリピン人講師のおかげによるものが大きいと感じています。

本当に、これらの優秀で安価な先生を3年計画ぐらいで日本で雇い入れる仕組みがあったらなぁ・・・と、正直思ってしまいます。

マンツーマン授業(授業の一幕)

 

次のページでは、フィリピン英語の質について書いています。

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